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いま、街が病んでいます。
街の中心部は交通渋滞で車に溢れています。スムーズに動けてこそ車の能力を発揮でき、また車の魅力もそんなところにあるのですが、渋滞した車は、街の中で移動のための道具としてうまく生かされていないだけでなく、車の排気ガスが街の空気をよごすという二重の難点があります。
一方で、街の中心部は渋滞が嫌われて、あるいは郊外に新しく魅力的な大型の駐車場つきの商業施設(ショッピングセンター)ができることで、郊外のそういった店にお客を奪われて、店がなりたたなくなっているのも事実です。
「シャッター通り」などという呼び方があるように、お店が営業をやめてシャッターを閉ざし、そんなお店が目立つ「歯抜け状態」の商店街も全国的に増えています。街の中心部に人が集まらなくなると、街が成りたたないばかりか、治安に問題(犯罪が増える)がでてきたりという心配もあります。
車社会がある程度まで進むと、世界中のどこの国でもこれと似たような悩みを抱えていました。郊外をすいすい気持ち良く走るのは車に任せて、都心部には車以外の方法で出かける・・・・車が多くなって問題が起きたのなら、車を減らせばいい・・・・考えて見れば簡単な原理ですが、具体的にそれを実現するのはとっても大変なことだと日本では考えられています。
いま、ドイツで、フランスで、スイスで、イギリスで・・・・・・いやいや遠く離れたオーストラリアでもびっくりするようなことが起きています。都心部では駐車場をなくしたり、駐車料金を極端に高くしたり、乗り入れにお金を取ったり、要は都心部に車で行こうとすると、とても大変なことになるという仕組みをつくって、車で行きにくくすることが行われています。
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