実務につなげたい!Web担当者に必要な3つのスキルとは?

業務にとりかかっていると、「Webサイトの目的へ近づいているのかわからない」と不安に思ったり、「Webサイトを最大限に活用するために、体系的に学んで効率的に業務を行いたい」と思ったりすることがあります。

そこで、今回は実務につながるWeb担当者に必要なスキルや資格を紹介します。

絶対に抑えておきたい成功法則36
目次

Web担当者に必要なスキルとコツ

観察力・情報収集力

Webサイトを運営していると、成功している同業他社が見えてきます。 その時、「成功している」ポイントが何かを具体的に考えてみるようにしましょう。

例えば、同じモール内で上位になっているショップがあるとします。

そのショップは自分たちと何が違うのでしょうか。 写真の撮り方でしょうか、商品の説明でしょうか。それとも、申し込みの方法がわかりやすく、利便性に優れているのでしょうか。

量や数、産地のプレミアム感など、商品自体に差がある場合もありますが、商品そのものではない、モール内での見せ方に課題があることが散見されます。自らがそのショップで買い物をするつもりになって、よく観察してみてください。

次に自社で運営しているWebサイトです。

Webサイトもモール同様に、異なる点を観察します。サイト構成や、キャンペーン実施などの企画でしょうか、それとも決済画面がわかりやすいものなのでしょうか。

また、サイトの認知方法についても、観察と情報収集を行います。サイトをオープンしただけでは、なかなか集客を見込むことができません。

成功しているサイトは、どのようにサイトへ流入しているのかを探ります。検索で上位に出ていたら、効果的なSEO対策を講じていると推測できますし、 そうでなければ、プロモーション活動を積極的に行っている可能性もあります。

分析力・解析力

次に、自社サイトについて、深く知る力をつけることです。

モールであれば、提供されている分析ページを活用し、自社サイトであればGoogleアナリティクスを使用し、ユーザー属性を分析していきます。ターゲットと実際のユーザーが一致しているのか、また、潜在的なユーザーはどの層で、どのようなアプローチが考えられるのかを分析していきます。

思考力

観察・分析を行った事項について、今度は思考を深めていきます。

すでに成功しているWebサイトとの違いが何かがわかり、具体的な行動が見えてきますが、 それだけでは足りません。顧客の立場に立って、考えてみる必要があります。

以下について考えてみましょう。

  • サイトで評価、満足しているポイントは何か
  • さらにファンになり、継続的に顧客になってくれるのはどうしたらいいか
  • 自分たちだけが提供できるものはないか

成功しているサイトの差を埋めるとともに、顧客の視点に立ち、自社ならではのポイントを追求していきます。 さらに、潜在的な顧客が求めているものは何かも考える必要があります。

  • 商品に属すること(価格、品質、量)
  • 説明内容
  • 安心感
  • サイトの利便性
  • ポイントなどはあるか

安心感は、どのような会社がどのような思いで作っている商品なのか、顧客に対して商品のストーリーを見せることで提供できます。普段、当たり前のように行っている作業の中にストーリーは隠れています。自社のストーリーを今一度思い出し、顧客と共有するようにしましょう。

また、日頃から周囲の情報を積極的に収集・分析し、自らの思考に落とし込むことで、その後何をすべきかが具体的に見えてきます。常に最新の情報を取り入れ、顧客目線のサイトへと進化させていくためにも、継続的且つ定期的に思考を重ねることが必要です。

これらの3つのスキルが活かせる「Webマーケティング」については、以下の記事を参考にしてみてください。

体系的にスキルを学べる資格

上記のようなスキルをつけることをは大切ですが、合わせて体系的にWebを学ぶことで、さらに専門的な視点で対策を講じることができます。 Web担当者の業務に役立つ資格をWeb解析とWebマーケティングに分けてご紹介します。

Web解析

ウェブ解析士(https://www.waca.associates/jp/

一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が実施している資格試験で、Webマーケティングをアクセス解析だけではなく、KPIの設定や現状分析・計画立案など、実務に役立てるために必要なものを学べるカリキュラムになっています。

また、ウェブ解析士には「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の3種類コースがあります。「ウェブ解析士」は基礎的な知識となりますので、Webマーケティング初学者にはオススメの資格です。

Webアナリスト(https://www.jwa-org.jp/webanalyst/

一般社団法人日本Web協会(JWA)が実施している試験で、Googleアナリティクスなどの分析ツールの活用方法や、データの読み方・分析方法を体系的に学ぶことができます。 また、実際に1日(5時間)の講座受講がセットになっており、短時間でわかりやすく講師から解説が受けられるものも特長です。

Webマーケティング

IMA検定(https://ima-kentei.jp/

クラウドマネージメント協会が実施している試験で、Webマーケティングを実務に沿った形で学べる資格試験です。マーケティング概論から最新情報、広告運用による集客スキル、アクセス解析まで多岐にわたる分野が網羅されています。

また、暗記を必要とせず、試験は検索して回答する事が可能です。 Eラーニングで6回の講義と課題添削が1回あり、実務に沿うことを大切にしています。

ネットマーケティング検定(https://www.sikaku.gr.jp/nm/

株式会社サーティファイが実施している試験で、Webを活用したマーケティング全般が学べる資格試験です。Web担当者に求められるスキルを「ファシリテート能力」「Webに関する知識や技術」「ネットマーケティングに関する知識」「経営戦略と連動したWebブランディング能力」の4つに定義して、出題しています。

また、個人受験は年に2回開催しています。 公式テキストと問題集は購入することはできますが、試験のみの受験も可能です。

まとめ

Web担当者に必要なスキルを、普段から実践できること~各種資格まで紹介してきました。

このように、観察・情報収集から思考までを行っていくと、 やるべきことが具体的に見えてくるようになります。また、振り返りを行うことでWebサイトの鮮度を保つことができます。さらに資格試験の勉強をとおして、体系的な知識をつけることにより、その差分をさらに専門的に分析することが可能です。

また、サンロフトにはWeb解析のプロがいます! Webサイトの解析から、些細なご相談までぜひサンロフトにお問い合わせください。

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