コンテンツマーケティングに欠かせない「共感」を生む2つの秘訣

コンテンツマーケティングの流行りを機会に、オウンドメディアの活用をし始めたり、記事を見直し始めたりしている企業の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

「コンテンツマーケティングを意識し始めたけど、正しいのかわからない」「施策を講じて日にちが経ったけれど、成果が現れない」と、日々悩みが尽きないと思います。

さて、今回はコンテンツマーケティングについて、成功の秘訣をご紹介したいと思います。

絶対に抑えておきたい成功法則36
目次

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、見込み客の疑問に対して適切な情報を共有することで、関心を集め、ニーズを育成し、最終的にファンとして定着させることを目指すマーケティングの方法です。

わたしたちは自分で情報を見つけて、共感したものや良いと思うものを自らの意思で決定したいという欲求があります。
その欲求に応えるのが、コンテンツマーケティングの手法です。

コンテンツマーケティングについて、もっとくわしく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

ストーリーを持たせよう

コンテンツマーケティングは時に、企業としての方向性や社会問題に対しての思考などを形にすることでファンを作る手法が取られます。

ここで用いられるのが、共感できるストーリーです。たとえば、アメリカのスポーツウエアブランドUnder Armourの「I will what I want(私の意思のままに)」があります。

約1分ほどの映像ですが、動画再生回数は300万回を超えており、非常に反響がありました。

ひたすら女性がサンドバックを蹴っている動画ですが、後ろにはSNSのコメントで、「美しい!」「彼女は才能に溢れている!」などの肯定的な意見や、「彼女に特別なものは何もない」「彼女は作り物」「モデルのピークは過ぎた」などという否定的な意見が映し出されます。

しかし、彼女はどちらの意見にも目をくれることなく、ひたすらサンドバックを蹴り続けます。芯を持ち、自分自身が目指すものに突き進む女性の美しさを表現したものでしょう。また、最後には企業のロゴが出てきますが、それ以外の企業からの言葉によるメッセージは一切ありません。

ストーリーを用いた動画を制作したことで言葉で表さずとも、企業の姿勢を感じてもらうことができます。ただ、おもしろいという一過性のものではなく、感情に訴えかけることができ、結果的に共感し賛同が得られて、自然と企業のファンになっていく仕組みです。

わかりやすさを意識しよう

次は、主にネット記事についてですが、わかりやすさを意識することがとても重要となります。以下のとおりわかりやすさには大切なポイントがあります。

  • 見やすさ
  • 言葉遣い
  • たとえ話で、自分ごとに意識させる
  • 客観的な視点を常に持つこと

まず、見やすさです。

せっかく見込み客が訪問してくれたにも関わらず、開いたWebサイトのページが見にくくては期待に応えることができません。

たとえば、SEO対策について知りたいと思い、検索したとします。

たどり着いた記事を見てみると、画像や目次や見出しなどもなく、ただ同じ大きさの文字がずらっと羅列されているものでした。想像するだけで少しげんなりしそうですが、訪問するユーザーの気持ちになって以下の点を見直していきましょう。

  • アイキャッチを意識した画像になっているか
  • 記事が何を述べようとしてるのか、目次でわかるようになっているか
  • 重要な箇所の色を変えたり、文字を大きくしているか
  • 漢字とひらがなの割合はバランスが取れているか

漢字とひらがなのバランスについては、「新しい文章力の教室」で、コミックナタリー初代編集長の唐木元さんも以下のように述べています。

「漢字の割合をコントロールして、文章の用途にマッチした、ほど良いグレーを目指してください。」 この程よいグレートとは漢字とひらがなのバランスのことを指しています。

漢字が多過ぎても難しい文章に感じてしまいますし、一方でひらがなが多いと間が抜けた印象を与えてしまいます。そのため、ちょうど良いバランスを目指して書いていく必要があります。

次に言葉遣いです。

企業やWebサイト自体のペルソナにあった言葉を選ぶように心がけるようにしましょう。この専門用語までは認識している人だから大丈夫、この専門用語は解説をつけておこうかな、など、読む人の立場を考えて文章を作成するようにしましょう。

そして、たとえ話を用いて、自分ごとに意識させることです。

具体的な方法を述べた後に、たとえ話を追加することで、自分ごとに置き換えることができます。

先ほどの「ストーリーを持たせよう」では、Under Armourの例をあげました。実例を挙げることで「どのようなことがストーリーなのか」を実感することができたと思います。また、「見やすさ」についても、例を挙げることで「ユーザーがどのような気持ちになるのか」の想像が湧きやすくなりました。

このように取り上げている話の理解を深めてもらいたい時には、たとえ話を積極的に用いるなど自分ごとに置き換えてもらうような仕組みを作っていきましょう。

そして、最後に客観的な視点を常に持つことです。

作成したら必ず「本当にユーザーにとって読みたい記事になっているのか」を確認するようにしてください。客観的に面白いのか、ためになる記事なのか、感動する記事なのか、自己満足になっていないのかをよく自問自答するようにしましょう。

そのためにも、公開する前に部署の人など多くの目に触れるようにし、フィードバックを重ねて公開することをおすすめします。

まとめ

コンテンツマーケティングを成功させるための秘訣を、ストーリーとわかりやすさに分けてお伝えしました。

どちらもユーザー目線に立つことで良いものを作り上げる姿勢、つまり思いやりの気持ちが大切です。この記事や動画を見て、どのような気持ちになって欲しいのかを常に想像して制作することが大切です。

コンテンツマーケティングの最終的の最大の目的はファンを作ることですので、常に意識して取り組んでいきましょう。

また、サンロフトではコンテンツマーケティングについてもご提案を行なっております! コンテンツマーケティングをやり始めたい、運用しているけどうまくいかない…など、疑問点や不安なことはぜひサンロフトまでご相談ください。

URLとタイトルをコピーする
目次
閉じる