2020年夏のインターンシップを開催しました

2020年8月、新型コロナウイルス感染予防の観点から、今年のインターンシップは原則としてオンラインで実施いたしました。

サンロフトとしても初の試みであるオンラインでのインターンシップに、20名の学生・生徒さんが参加してくださいました。2週間インターンシップや1日インターンシップに参加してくださった大学生・専門学校生・高校生の皆さん、本当にありがとうございました。今回は、2週間インターンシップの様子をレポートでお届けします。

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インターンシップの様子

オリエンテーション

初日はWeb会議ツール「Zoom」を使い、全員がオンラインで初対面。オリエンテーションでは、サンロフトの会社紹介や2週間の流れ、社会人としてのコミュニケーションの取り方、社内日報SNS「nanoty」の使い方をお伝えしました。さらに、来社が難しい状況においてもサンロフト社内の雰囲気を感じていただこうと、オフィス紹介ムービーを紹介。はじめは緊張していたインターン生のみなさんも、徐々に肩の力が抜けていったようです。

社長トーク

社長とのトークタイムでは、Withコロナ時代における企業の在り方や社会の変化、今注目の動きなどをテーマに講和がありました。サンロフトの歴史と紐づけながら、「時流適応」の重要性をお伝えしました。学生も、「会社の成長や発展について1つの例を学ぶことができた」「成果が必ずしも時間に比例して生まれるものではない。時流を読むことの大切さに気づいた」といった深い気づきを得られたようです。

共通プログラム「Project Based Learning」

今回のインターンシップでは、昨年に続き、サービス設計のプロセスやアイデア発想の手法、ストーリー・テリングを学ぶ時間を設けました。テーマは「クリエイティブになる」。モノがあふれている現代は、商品・サービスを選ぶ基準に「感情的、情緒的な要素」が含まれるようになってきています。「いかに多機能か」といった有用性ではなく、「その人にとって意味のあるものか」に価値が生まれている時代です。

私たちは、そうした時代だからこそ、チームとしてイノベーティブに仕事に取り組める価値観を大切にできることが重要だと考えています。

オンラインでのインターンシップにおいても、ZoomやGoogleスライドなどの様々なツールを用いて、チームごとにディスカッションやグループワークを行いました。専門性や個性の活かし方、一人ではなく、チームで働くということや、創造することの重要性、素早く動いてみて失敗してみることの重要性、世の中のためになるサービスはどうやってつくるのか? どういう視点が必要なのか? を学んでもらいました。

職種別プログラム

さらに、IT企業で働くことを具体的にイメージしてもらうため、企業研究と実務体験を目的としたプログラムを用意しました。今年は営業・マーケティング職、Webデザイナー、SE・プログラマーの3職種に分かれ、それぞれ提案書作成やAdobe XDを活用したWebページ制作、Webアプリ制作によるプログラミング体験に取り組みました。

学生からは、「共通プログラムで学んだブレストやチームワークの手法が役に立った」「社員の方の優しい指導や仲間との作業によって本当に楽しく取り組むことができた」「要求仕様定義から実装、プレゼンまでの流れを体験し、チームで1つのWebサービスを完成させる体験ができた」など、達成感あふれる声をいただきました。

サンロフトの行動指針の1つは「長所伸展」。その長所を見つけたり伸ばしたりしていく上で、「知的好奇心」は欠かせないもの。SPを担当した社員は、学生が時間を忘れて課題に没頭する様子や楽しそうに取り組む様子、教えを受けて自分なりに工夫する様子に、多くの刺激を得たようでした。

まとめ

オンラインでのインターンシップの開催は、どこまで会社や仕事のことについて学んでいただけるか、運営する私たち社員にとっても不安がありました。開催を見送りとする企業もある中で実施を決めたのは、インターンシップという場は企業のPRや採用活動の一環でもありますが、それ以上に学生の皆さんが将来を具体的にイメージしたり、思いがけない自分の興味関心と出会うことのできる機会だからです。

オンラインという初の取り組みではありましたが、参加学生の声・晴れやかな表情・自信あふれることばから、次の一歩を後押しするようなプログラムを提供することができたと実感しています。サンロフトでは、今後も、インターンシップを通してできたつながりを大事に、学生さんの企業研究・就職活動のさらなるサポートを目指し、プログラムを更新していく予定です。