「ホームページとWebサイトって何が違うの?」「同じ意味で使ってるけど、実は違うの?」「間違って使っていたらどうしよう」といった疑問や不安を感じたことはありませんか?
正確には「ホームページ」と「Webサイト」の意味は異なります。しかし、「ホームページ」と「Webサイト」を同じ意味としてとらえたり、使用したりする人の割合はまだまだ多いのが現実です。
本記事では、今さら人に聞きにくい「ホームページとウェブサイトの違い」について解説していきます。
読み終えていただければ、ホームページとWebサイトの違いが明確になり、お客様に失礼のないよう使い分けができるようになります。
では、さっそく説明していきます!
1. 厳密には「ホームページ」と「Webサイト」は違う
インターネット上には「ホームページ」と「Webサイト」という言葉があります。これら2つを同一の意味としてとらえ、自社サイトのことを「ホームページ」と呼んでいる方もいるかと思います。
ここでは「ホームページ」と「Webサイト」の本来の意味について把握していきましょう。
ホームページとは「トップページ」のこと

ホームページは本来「トップページ」をさします。
ホームページ(homepage)には「home」という単語が入っていますよね。「home」には「出発点・拠点」といった意味もあるため、ホームページは「出発点のページ」「拠点となるページ」と言い換えることができます。
◎ブラウザの最初のページを「ホームページ」と呼ぶこともある
Google ChromeやFirefox、Safari、インターネットエクスプローラー(IE)といったインターネットブラウザを起動させた時に、最初に表示されるページも「ホームページ」と呼ばれます。

◎YouTubeのようなWebサービスの最初のページも「ホームページ」
YouTubeやFacebookといった各種ウェブサービスの、ログイン後の最初のページも「ホームページ」と呼ばれます。

「ホームページ」についてまとめると
「ホームページ」=「トップページ」のこと
他の使われ方としては
ブラウザの起動時に最初に表示されるページも「ホームページ」という
各種Webサービスの最初に表示されるページも「ホームページ」という
となります。
Webサイトとは「Webページの集合体」のこと

Webサイトとは「Webページを集めたもの」のことです。
「Webページ」とは、Webサイトを構成するひとつひとつのページのことで、たとえば、企業のWebサイトを例にあげると、
- トップページ(ホームページ)
- 会社概要ページ
- 代表ご挨拶のページ
- サービス・商品紹介ページ
- スタッフ紹介ページ
……などはすべて「Webページ」に該当します。
これら「Webページ」の集合体が「Webサイト」です。
Webサイト制作の基礎知識や流れについて知りたい方は、下記記事をご参考ください。
2. しかし、日本での一般的な認識は「ホームページ=Webサイト」の傾向
前章でご説明したように、本来「ホームページ」と「Webサイト」は異なった意味を持ちますが、日本では「ホームページ=Webサイト」という認識が一般的になっている現状があります。
国内ではWebサイトをホームページと呼んでも問題ない
国内に限っては、「ホームページ=Webサイト」という認識で使用しても問題ありません。ただし、ビジネスパーソンの常識として、
- 「ホームページ=Webサイトという認識は日本特有のもの」
- 「本来の意味は異なり、ホームページ≠Webサイトである」
ということだけは、覚えておくようにしましょう。
3. 「ホームページ」と「Webサイト」はこう使い分けよう!
基本的には日本では「ホームページ=Webサイト」という認識で使用しても問題ありませんが、ビジネスシーンによっては使い分ける必要もあります。ここでは使い分けの方法や注意点を解説します。
海外の方との取引では「Webサイト」と表現しよう
英語圏のお客様と取引する際には、「ホームページ」と「Webサイト」は明確に使い分ける必要があります。
海外では「ホームページ」は「トップページ」を意味するため、「homepage=toppage」という認識で使用してください。
自社Webサイトやお客様のWebサイトのことは、ホームページではなく、必ず「Webサイト」と表現します。
使い方を間違えるとお客様の混乱をまねくだけでなく、「ここの会社は大丈夫だろうか?」と不信感を抱くケースもあるため、注意して使い分けてください。
国内の取引ではお客さまの業種に注意して使用する
「Web関連の企業の方」「IT企業の方」「スタートアップ企業やベンチャー企業の方」などの場合、「ホームページ≠Webサイト」という認識がはっきりしている傾向があります。
このような業種・業界の方と接する際には、国内の取引であっても注意が必要です。
お相手の方がWebサイトのことをホームページと表現しているようであれば、その表現に合わせるほうがよいですが、基本的には「ホームページ≠Webサイト」「ホームページ=トップページ」という認識で接することを心がけましょう。
4. Webサイトには様々な種類があります
ブログやECサイトもWebサイトの一部
企業によってはブログやECサイト(オンラインショップ)を運営していますよね。これらも「Webサイト」に分類されます。
【Webサイトの種類】
- 企業Webサイト(コーポレートサイト)
- 企業ブログ
- ECサイト(オンラインショップ)
- ランディングページ(LP)
- 採用サイト(リクルート用サイト)
- 特定の商品を紹介するサイト(ブランドサイト・商品特設サイト)
など
5. まとめ
最後に、本記事で解説してきた「ホームページとWebサイトの違い」についてまとめます。
正確には「ホームページ」と「Webサイト」の意味は異なり、正しくは次の意味を持ちます。
◎「ホームページ」とは? ・Webサイトのトップページのこと ・他には、ブラウザ起動時に表示される最初のページも「ホームページ」 ・各種Webサービスの最初に表示されるページも「ホームページ」 ◎「Webサイト」とは? ・Webページの集合体のこと ・自社サイトの呼び方は、本来は「ホームページ」ではなく「Webサイト」と呼ぶのが正しい |
ただし、日本での認識は「ホームページ=Webサイト」が一般的なので、国内ではWebサイトをホームページと呼んでも問題はないです。
「ホームページ」と「Webサイト」の使い分けのコツは?
◎海外の方との取引では「Webサイト」と表現すること! ・海外では「ホームページはトップページ」を指す ・サイトのことは「ホームページ」ではなく「Webサイト」と表現すること ◎国内の取引ではお客さまの業種・業界に注意! ・Web関連の企業、IT系企業、スタートアップ企業、ベンチャー企業などの方は「Webサイト」と表現することが多い |
Webサイトには様々な種類があり、次のサイトもWebサイトに含まれます。
- 企業Webサイト(コーポレートサイト)
- 企業ブログ
- ECサイト(オンラインショップ)
- ランディングページ(LP)
- 採用サイト(リクルート用サイト)
- 特定の商品を紹介するサイト(ブランドサイト・商品特設サイト) など
以上が本記事のまとめです。
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