中小企業のプレスリリース活用事例5選!書き方のポイントも解説

本記事では、主に中小企業の「プレスリリースの活用事例」をご紹介し、広報や総務担当者の方が抱える、次のようなお悩みを解決していきます。

 「プレスリリースの事例を知り、自社でも活用したい」
 「プレスリリースはどんな時に活用するのか知りたい」
 「プレスリリースの作成方法は?」
 「メディアに掲載されるプレスリリースとは?」

実は、中小企業こそプレスリリースを積極的に活用すべきです。

なぜなら、Web記事や新聞といったメディアに掲載されると、1度に多くの方々に認知される可能性が高く、新商品や新規事業をメディアの信頼性を持って広められるからです。

【この記事でわかること】
◎プレスリリースの活用事例
◎プレスリリースの基礎知識・書き方のルール
◎メディアに掲載されるプレスリリースの作成ポイント

本記事を読み終えていただければ、初心者の方でもプレスリリースの活用方法がわかり、自社のプレスリリース作成に活かしていただけます。

絶対に抑えておきたい成功法則36
目次

1. プレスリリースとは?

プレスリリース※とは、企業が報道関係者(メディア)に対して新しい情報を発表するための公式な文書のことです。近年では、ニュースリリースと呼ばれることもあります。
※プレスリリースは、元々は、「文書を発表する行為そのもの」を指していましたが、今では「プレスリリース=公式文書」という認識で使われています。

プレスリリースの内容は、新商品や新サービス、新規事業、新たな取り組みといった「ニュース」になり得る、最新の情報であることが大前提です。

「プレスリリース」と「広告」の違い

ここで、「プレスリリース」と「広告」の違いを知り、「プレスリリース」の特徴やメリットを把握しておきましょう。

プレースリリースと広告の違い

広告は、企業から生活者に「直接」情報を届けるのに対し、プレスリリースは、「メディア」を介して生活者へと情報を届けます

私たち企業(広告主)から見ると、最終的にエンドユーザーに情報が伝わることに変わりはないのですが、情報の受け手である生活者の立場から見ると、「誰が発信した情報なのか?」が大きく異なりますよね。

メディアという第三者から発信された情報は、一般的に信頼感を得られやすく、共感されやすいというメリットがあります。

プレスリリースを活用するのはどんな時?

プレスリリースを活用するには、「どんな時に活用できるのか?」を把握しておくことが必要です。プレスリリースは、意外に活用できるタイミングが多いので、カテゴリーごとにまとめてみました。ざっと目を通しておきましょう。

1. 商品・サービス・キャンペーン

  • 新商品や新サービスの発表
  • リニューアル商品の発表
  • キャンペーンの開始・延長
  • プロモーション活動開始の発表
  • 調査報告
  • 商品の販売停止/サービス提供停止

2. イベント・セミナー

  • イベント出展やセミナー開催の告知、報告

3. 経営

  • 企業動向(合併・吸収・新会社設立など)
  • 業務提携
  • 業績発表
  • 社名変更
  • コーポレートサイトリニューアル
  • 開発・特許
  • 経営戦略・方針
  • 福利厚生

4. 実績

  • 実績報告(販売数5,000個突破、自社アプリ100万ダウンロード突破 など)
  • 導入事例(自社製品を大手企業が導入、自社サービスを他企業が起用 など)

5. 環境・福祉活動

  • SDGs活動(持続可能な開発目標に向けた活動)
  • CSR活動(従業員や消費者、環境への配慮といった社会貢献の活動)

プレスリリースの発信方法は2パターン

プレスリリースの発信方法は

  1. メディアに直接送付する(メール、FAX、郵送、訪問など)
  2. プレスリリース配信代行サービスを利用する

の2通りです。

近年では、プレスリリース配信代行サービスを通して配布するケースが増えています。

2. 【中小企業】プレスリリースの活用事例・5選

本章では、中小企業に焦点をあて、プレスリリースの活用事例を5つご紹介いたします。中小企業の方が、実際にプレスリリースを活用する時に、参考になると思われる事例のみを厳選しました。

①ヒロセエンジニアリング

◎「時流」に合わせたアイデア商品で数々のメディアに掲載

鉄製品の設計や製造加工、修理を行うヒロセエンジニアリング株式会社(兵庫県)さんは、コロナウイルスが拡大し始めた2020年に、感染防止対策ができるオリジナル製品「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」を開発。

発売日に合わせて、プレスリリースを活用し、複数の大手メディアに掲載されました。

プレスリリース「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」2020年5月
(上記プレスリリースは、株式会社マジックマイスター・コーポレーションさんのWebサイトより転載)

プレスリリース「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」2020年5月
画像引用:朝日新聞デジタル2020年5月10日

上記は、朝日新聞デジタルに掲載された記事です。その他の掲載記事は、下記リンクをクリックすると実際の記事が見れます。

クリックすると各メディアへの掲載ページ、または、ヒロセエンジニリングさんの公式サイト「メディア情報」ページが開きます。

その他のメディア掲載については公式サイトのメディア掲載情報で紹介されています。

「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」のプレスリリースは、近畿広域エリアで放送されているテレビ「MBS毎日放送」の「ミント!」という番組内でも取り上げられ、放送後はSNSでも商品情報が発信されています。

MBS毎日放送「ミント!」のTwitter投稿
画像引用:ヒロセエンジニアリング公式サイト「メディア情報」MSB放送

また、このTV番組を観た視聴者も、「#ヒバタッチ」というハッシュタグ付きのキーワードをつけてTwitterで発信しています。

実は、ヒロセエンジニアリングさんは、「ヒバタッチ」がメディアに掲載される以前にも、オリジナルキャンプ商品がメディアに掲載された実績があります。

このように、メディア掲載の実績をコツコツと積み重ねていたことも、大手メディアやTVにピックアックされたポイントといえるでしょう。

【ヒロセエンジニアリングさんの成功ポイント】
時流時事的キーワードに合った商品の発表
今まで存在しなかった画期的な商品
メディア掲載の実績の積み重ね

ヒロセエンジニアリング公式サイト

②かばん工房 遊鞄(ゆうほう)

◎業界初!革製品を1cm単位で「テレオーダー」できるファクトリー

1960年からかばん製造業を営む株式会社昭栄(兵庫県)さんは、「かばん工房 遊鞄01(ゆうほうゼロイチ)」という店名で工場(ファクトリー)を新設。プレスリリースを活用して、業界初のサービスと、新設開業をPRしました。

プレスリリース「かばん工房 遊鞄01」2020年5月23日
(上記プレスリリースは、株式会社マジックマイスター・コーポレーションさんのWebサイトより転載)

「業界初」という価値あるニュースだったこともあり、お店のオープン直前にサンテレビで取り上げられ紹介されました。

↓サンテレビさんの公式サイトで、放送内容の文字起こしテキストを見れます。
サンテレビ公式サイト:世界に1つだけのかばんが作れる「かばん工房遊鞄」2020年05月28日

そしてお店のオープン後は、神戸新聞を始めとし、数々のWebメディアに掲載されました。下記は、地域の情報サイト「兵庫おでかけプラス」で紹介されたものです。

プレスリリース「かばん工房 遊鞄01」2020年5月23日
画像引用:兵庫おでかけプラス2020年6月1日

「業界初」や「日本初」のような切り口は、ニュースとして取り上げられやすい傾向があります。

メディアにピックアップされる切り口については、本記事の第6章「6-1.ニュースバリュー(情報価値)を意識する」でくわしく解説していますので、是非確認しておいてください。

【かばん工房 遊鞄さんの成功ポイント】
時流ニーズにマッチしたサービス
業界初の画期的なサービス
◎メディア掲載の実績の積み立て

かばん工房 遊鞄公式サイト

③みのや

◎「土鍋×ココナッツチキンカレー×きしめん」という変わった新メニュー

手打ちうどん・きしめんのお店「みのや(愛知県)」さんは、熱々のココナッツカレーに冷たい幅広きしめんをつけて食べる、「土鍋つけきしめん(ココナッツチキンカリー)」を考案。メニュー発売日に合わせ、プレスリリースを活用してメディアにPRしました。

プレスリリース2020年8月「土鍋つけきしめん(ココナッツチキンカリー)」
(上記プレスリリースは、株式会社マジックマイスター・コーポレーションさんのWebサイトより転載)

みのやさんは、9月1日の発売日に合わせ、8月にプレスリリースを送信。その後、発売日直前の8月29日に中部経済新聞で紹介されています。

プレスリリース2020年8月「土鍋つけきしめん(ココナッツチキンカリー)」
画像引用:中部経済新聞Webサイト

味噌煮込みうどんが定番メニューのうどん店が、非常にめずらしい、意外な組み合わせのメニューを開発し、残暑に発売したことがピックアップされたポイントといえます。

また、発売日から逆算して、適切なタイミングでプレスリリースを送付したことも大事な点です。

【みのやさんの成功ポイント】
めずらしく斬新なメニューの考案
適切なタイミングでプレスリリース送付

④株式会社ショウエイ

◎「ブランドネーム」と「トレンド」をかけ合わせた新感覚スイーツ

こちらは2013年の事例ですが、参考すべきポイントが多いプレスリリースなのでご紹介します。

株式会社ショウエイ(東京都)さんは、人形焼を中心としたお土産の企画や、オリジナルお土産の企画・販売をしている企業です。

2013年12月、醤油でおなじみのキッコーマン株式会社からの原料供給により、「東京甘辛土産 しょうゆスイーツ」の販売を開始し、プレスリリースでPRしました。

プレスリリース「東京甘辛土産しょうゆスイーツ発売開始」2013年12月18日
(上記プレスリリースは、valuepressさんWebサイトより転載)

プレスリリース配信後は、様々なメディアに取り上げられました。下記はマイナビニュースで掲載された記事です。

プレスリリース「東京甘辛土産しょうゆスイーツ発売開始」2013年12月18日
画像引用:マイナビニュース

このプレスリリースのポイントは、「キッコーマン」「特選丸大豆しょうゆ」といったブランド力の強いキーワードを効果的に使用した点、そして、「和食が世界遺産登録された時期だったことを活用した点です。

このように、プレスリリースが取り上げられる成功の裏には、必ず企業の戦略や、明確なねらいが存在します。

【ショウエイさんの成功ポイント】
ビックネームを上手に活用(タイトルに入れ込む)
トレンドにマッチした商品開発&リリース◎帰省シーズンに合わせた発売

株式会社ショウエイ公式サイト

⑤ozie(オジエ)

最後にご紹介する事例も、2012年とやや過去のものではありますが、話題になったプレスリリース学ぶべき点が多いためピックアップいたします。

品位あるワイシャツとネクタイの専門店、ozie(オジエ)は、従業員6名の株式会社柳田織物(東京都)さんが運営するブランドです。

ozieではクールビズ商品として、ビズポロ(ポロシャツ生地のワイシャツ)を開発。商品の特性をふまえ、クールビズに関する自社独自のアンケートを実施し、このアンケート結果をプレスリリースとして発信しました。

ozie プレスリリース「クールビズ調査結果」
(上記プレスリリースは、ozieさんWebサイトより転載)

このプレスリリースにより、「クールビズに関連する商品の認知拡大」と、「売り上げ向上」をねらいました

ozie プレスリリース「クールビズ調査結果」
画像引用:ozie プレスリリース「クールビズ調査結果」

アンケートの募集方法は、Facebook広告を利用した一般募集(インターネット上で回答できるアンケートフォームを作成し利用)と、ozie会員へのネットアンケートで、1週間弱で290人に近い有効回答が得られたようです。

得られたアンケート結果をプレスリリースとして発信することに加え、Webコンテンツとして自社Webサイトにも掲載しました。
その結果、各Webメディアで情報が共有・拡散され、複数の業界紙にも取り上げられ大きな反響を得たのです。

ワイシャツとネクタイの専門店、ozie(オジエ)繊研新聞(2012年5月28日付)に掲載
画像引用:ozie公式サイトより:繊研新聞(2012年5月28日付)

紙媒体では、5月28日に繊研新聞に掲載されたのをきっかけに、他媒体や同媒体への掲載が続きました。

自社独自で行うアンケートの調査結果は、オリジナルな「一次情報」です。

こういった情報は価値が高く、プレスリリースとして発信すると取り上げられるケースが多いです。

ただし、読者や業界に有益な調査結果であることが前提となります。

また、ozieさんのビズポロ発売のように、新商品やサービスの発表と合わせるといった戦略を考えることも大事なポイントです。

ozieさんのその他メディア掲載は以下のページに掲載されており、閲覧できます。

【柳田織物(ozie)さんの成功ポイント】
独自のアンケート調査を有益な情報にまとめプレスリリース化
◎商品発売とあわせ、戦略的に実施
時流・季節に合ったトピック(クールビズ)

3. 【大手企業】プレスリリースの活用事例

大企業はプレスリリースを活用するシーンが多く、年間の配信頻度も多いため、「作り方」「戦略」ともに参考になります。本章では、大企業ならではのプレスリリースを2つご紹介いたします。

①ディップ株式会社

◎大手企業ならでは!自社情報サイトを活用した大規模なアンケート調査

ディップ プレスリリース:共働き世代のリアルな声についてのアンケート調査
画像引用:ディップ プレスリリース:共働き世代のリアルな声についてのアンケート調査

ディップ株式会社は、自社が運営する求人サイト「はたらこねっと」にて、共働き世代を対象に「共働き世代のリアルな声」のアンケートを実施しました。

ディップ プレスリリース:共働き世代のリアルな声についてのアンケート調査
(上記プレスリリースは、ディップ株式会社Webサイトより転載)

このプレスリリースは発表後さまざまなメディアに取り上げられました。

アンケート対象者は、女性のみで771名と、大企業ならではの規模です。

大手企業は、「はたらこねっと」のような自社運営の有力なWebメディアを活用できるため、規模の大きなアンケートが可能なんですね。

そのため、説得力がある調査結果を得られ、かつ、インパクトが大きいプレスリリースになる傾向があります。

ディップ株式会社が配信した、その他のプレスリリースは、下記のページでご覧いただけます。

②株式会社AOKI

◎「時流」と「ニーズ」に対応した、斬新な新商品『パジャマスーツ』

AOKIプレスリリース:『パジャマスーツ™~パジャマ以上おしゃれ着未満~』発売2020年12月7日
画像引用:AOKIプレスリリース:『パジャマスーツ™』発売 2020年12月7日

スーツ専門店の株式会社AOKIは、2020年に「パジャマ」と「スーツ」のいいとこどりの「パジャマスーツ」の発売にともない、プレスリリースを配信しました。

AOKIプレスリリース:『パジャマスーツ™~パジャマ以上おしゃれ着未満~』発売2020年12月7日
(上記プレスリリースは、株式会社AOKI Webサイトより転載)

テレワーク需要が高まっていたこともあり、プレスリリースによるメディア掲載は数多く採用されました。

そして何より、商品力が圧倒的に優れていたことも、影響力のあるプレスリリースになった要因といえるでしょう。

AOKIが配信した、その他のプレスリリースは、下記のページでご覧いただけます。

4. 面白いプレスリリースの活用事例

本章では、国内外の面白いプレスリリースを3つピックアップしてご紹介いたします。

①株式会社PR TIMES(手法が面白いもの)

◎【お米1粒に!】世界最小のプレスリリース

最初にご紹介するのは、プレスリリースサービスを提供するPR TIMESが、10周年を記念して作成した「プレスリリース動画」です。

PR TIMESさんのプレスリリース動画は、なんと、米粒にプレスリリースを印字するというもの!

新潟に本社を構える、板垣金属株式会社さんとの共同製作により、職人さんの技術を借りて作成したとのことです。

このプレスリリースの特設サイトでは、お米を選んだ理由が次のように説明されています。

古来より様々な神事や祭事でのお供え物として捧げられ、 人々の想いや願いを「込める」存在として端を発するお米に、 そんな想いをこめました。

引用元:PR TIMES 世界最小のプレスリリース「私たちの想い」から一部抜粋

元々は、4月1日に配信したプレスリリースのエイプリルフール企画だったようですが、コンセプトもアイデアも素晴らしく、「さすが、プレスリリースのプロ集団!」と思わずうなってしまいます。

②株式会社Vandalism(トピックそのものが面白いもの)

◎「一生飲み放題カード販売!」内容自体が前代未聞のプレスリリース

株式会社Vandalismプレスリリース:カフェバー「Alternative Cafe & Bar VANDALISM渋谷」の飲み放題カード
画像引用:「株式会社Vandalism」プレスリリース|ドリームニュース

株式会社Vandalismは、カフェバー「Alternative Cafe & Bar VANDALISM渋谷」のNEW OPENを記念し、各種の飲み放題カードを販売しました。

一生飲み放題カードは10万円、同伴者も一生飲み放題カードは100万円、などなんとも衝撃的な商品……。メディアに取り上げられることを計算した、ユニークなプレスリリースですよね。

VANDALISM渋谷公式サイト

③カリブコーヒー(メディアへのPRが面白いもの)

◎チョコレートで作ったプレスリリース

カリブコーヒーの板チョコで作ったプレスリリース:チョコレート飲料
画像引用:カリブコーヒープレスリリース

アメリカのコーヒーショップチェーン店「カリブコーヒー」は、チョコレート飲料のプレスリリースを、なんと板チョコで作成し、「郵送」でメディアに送るという手段をとりました。

今までにないアイデアで話題になり、発表から7日間でチョコレート飲料の売り上げが12%アップしたとのことです。

カリブコーヒー公式サイト

5. プレスリリースの書き方にはルールがある!構成要素は5つ

プレスリリース5つの構成要素

プレスリリースの書き方には基本ルールがあります。

5つの構成要素である、「①タイトル」「②リード文」「③画像・写真」「④本文」「⑤問い合わせ先」を漏れなく入れていきましょう。

厳密にいうと、プレスリリースの種類によって、構成は若干異なりますが、まずはこの基本ルール(5つの構成要素)をおさえておけば大丈夫です。

①タイトル

最も重要な要素が「タイトル」です。記者はタイトルを見て、続きを読むかどうかを判断します。

【作成のポイント】
要点をストレートに、分かりやすく
◎重要な数字固有名詞を入れる
◎広告のキャッチコピーのような面白さや格好良さは必要ない

②リード文

リード文とは、簡単に言うと、本文の要約(概要)です。

プレスリリースのリード文にはルールがあり、「プレスリリース発信者の企業名」から書き始めます。そして、企業名に続いて「本社所在地と代表者名」をカッコ内に入れます

(例)
医療用機器の開発・製造販売を行う株式会社金田製作所(本社所在地:静岡県焼津市, 代表取締役社長:金田太郎)は、4月10日から、全国的な節電のニーズを背景に、〜〜〜〜

【作成のポイント】
5W2H(誰が、いつ、何を、どこで、何故、どのように、どのくらい)を意識する
◎できるだけ簡潔に、3行程度でまとめる

③画像

プレスリリース内で唯一、ビジュアルによる視覚的インパクトを持たせられる要素です。商品そのものを写真で伝えたり、トピックの主旨を具体的にイメージさせたりと、有効活用しましょう。

【作成のポイント】
「タイトル+リード文+画像」の3つで、プレスリリースの全体像をつかめるようにする
画像は記事にそのまま転載されるケースも多いため、そのことを考慮し完成度を高める

④本文

本文はタイトルとリード文の「補足」ととらえます。長文にする必要はありませんので、長々と説明しないように気をつけましょう。

【作成のポイント】
簡潔にまとめる◎業界用語や横文字は極力控えること
◎むずかしい言い回しはせず、わかりやすさを重視

⑤問い合わせ先

プレスリリースで興味を持ってくれたメディアの方が、すぐに問い合わせできるよう連絡先を正しく記載しておきます。

【作成のポイント】
「企業名」「住所」「TEL」「FAX」「メールアドレス」「○○課:担当者名」「WebサイトURL」これらをもれなく記載する
◎電話番号、メールアドレスの記入ミスに注意

6. 記者の目にとまり掲載されるには?プレスリリース作成3つのポイント

記者の元には、毎日多くのプレスリリースが届いています。あなたの会社のプレスリリースが取り上げられ、メディアに掲載されるためには、膨大なプレスリリースの中から、選んでもらう必要があります。選ばれるプレスリリースに不可欠なポイントを3つにしぼり、解説します。

ニュースバリュー(情報価値)を意識する

記者に選ばれるプレスリリースとは、「この情報には価値がある」「有益だから読者に伝える必要がある」と判断されたものです。つまり、プレスリリースでは、ニュースバリュー(情報価値)の有無を意識することが非常に重要です。

プレスリリースのトピックを決める際には、「自分が記者だとしたら、このプレスリリースを記事にしたいと思うだろうか?」「読者に役立つニュースになり得るだろうか?」といった視点を持つようにしましょう。
ニュースバリューの指標には次の6つがあります。

ニュース性

  • 新しい要素があり、未発表のもの

(例)日本初、世界初、業界初、新規事業開始、など

トレンド性

  • 季節や時流にあったもの
  • ブームになっているもの
  • 関心が高まっていること

(例)お花見(桜)に関連する商品、在宅ワークに関するサービス、など

希少性

  • 数が限られている限定商品、めずらしいもの

(例)数量限定発売、地域限定販売、1粒1万円の高級いちご、など

社会性

  • 社会的なテーマに関すること
  • 社会や生活に変化や影響をもたらすもの

(例)40%の省エネを実現する家庭用エアコン、犯罪率を大幅に軽減させた○○○システム、など

特異性

  • 意外なことやもの
  • 驚きやギャップを感じるもの

(例)静岡県在住者も知らない、静岡の隠れた特産○○○、など

ストーリー性

  • 感動や人間味が感じられるもの
  • ストーリーを持って伝えられるもの

(例)商品開発秘話、試行錯誤と失敗を10年繰り返した末の成功、など

記者の視点から逆算する

新聞社や雑誌社といった紙媒体の記者や報道関係者の方は、締め切りを軸に仕事を進めています。

特に、「新商品発売イベント開催、「シーズン(季節)」が関連するプレスリリースを送る際には、媒体にもよりますがおよそ1カ月前を目処に、適切なタイミングで送付する必要があります

なぜなら、どんな有益なニュースであっても、送付が早すぎると忘れられてしまいますし、逆に「締め切り」や「社内会議※」に間に合わない場合には、ピックアップされることは難しくなるためです。
※記事に掲載するニュースは最終的に会議で決められるケースが多いです

メディアの選定を正確に

プレスリリースを送付するメディア選定も重要です。

「この情報を必要としているメディアはどこか?」「興味を持ってもらえるメディアは?」という視点で送付先を適切に選定しましょう。

次の点もメディア選定の指標となりますのでチェックしてみてください。

  • メディアの方針やコンセプト
  • 掲載されているトピックの傾向
  • 読者層
  • 発行部数、Webサイトの知名度(月間PV数など)

7. 中小企業がメディアに掲載されるコツ

コツコツ実績を作っていこう

中小企業がメディアに掲載されるコツは、小さな掲載実績をコツコツ積み上げていくことです。

中小企業の事例からも分かるように、「2-①. ヒロセエンジニアリング」さんも「2-②. かばん工房 遊鞄」さんも、専門誌や地域情報メディアで地道に実績を重ねていました。

また、専門分野の情報は、同分野の業界誌や専門誌に取り上げられやすい傾向があるため、まずはここから実績を作るのがおすすめです。

掲載されたら、SNSやブログなどで発信することも忘れずに行いましょう。
1つ掲載実績があると、その実績が信用を生み、他のメディアにも掲載されやすくなるため、コツコツ地道に実績を増やしていきましょう。

専門誌、業界紙、地方新聞、地域情報誌

 掲載されたことをブログやSNS、メルマガなどで発信

専門分野のWebメディア、地方Webメディア

 掲載されたことをブログやSNS、メルマガなどで発信

大手Webメディア、大手新聞、大手情報誌、大手専門誌、TVなど

8. 中小企業がプレスリリース送信前にやっておくべきこと

Webサイトが検索結果に表示されるようにしておく

あなたの会社のプレスリリースがメディアに掲載された場合、多くの人がインターネットで検索することになります。

検索エンジンで検索されることを想定し、「新商品名」「サービス名」「イベント名」「会社名」といったキーワードで検索された時に、検索結果にWebサイトが表示されるようにしておく必要があります。

プレスリリースの内容は、前もってWebサイトにも記載しておく

次に、プレスリリースの内容をWebサイトで見れるように準備をしておきます。

Webサイトでプレスリリースを公開するタイミングとしては、プレスリリースを各メディアに送信した翌日以降が望ましいでしょう。

◎プレスリリースの内容はWebサイトのどこに記載すれば良い?

Webサイト内に「お知らせ」というメニューがあれば、その中に「プレスリリース」という項目を作成するのが良いでしょう。

他には、「企業情報」のページ内で、「プレスリリース」を見れるようにしている企業もあります。

◎プレスリリースの場所はTOPページから見つけやすいとGood!

Webサイトに訪れた人が、プレスリリース情報を見つけやすい工夫をしましょう。

ここで、プレスリリースの内容をWebサイトに掲載する例をご紹介いたします。

【株式会社サンロフトの例】
弊社では、クラブパートナー契約締結記念のプレスリリース配信に合わせてコーポレートサイトのTOPページのデザインを切り替えられるよう、事前に準備していました。

サンロフトのコーポレートサイトのトップページ
画像引用:株式会社サンロフト コーポレートサイト

また、特設ページも作成し、トップページから飛べるようにボタンを配置。プレスリリース配信後に、公開できるようにスタンバイ

サンロフトのDX・Web集客相談サービス特設ページ
画像引用:株式会社サンロフト:クラブパートナー契約締結記念事業 – DX・Web集客相談サービス

さらに、プレスリリースの文面は「ニュースリリース」のページに掲載

画像引用:株式会社サンロフト プレスリリース2022年2月8日

「ニュースリリース」のボタンはグローバルメニューに配置することに加え、トップページをスクロールすると「ニュースリリース」がアイキャッチ画像付きで目に入るようにしてあります。

画像引用:株式会社サンロフト コーポレートサイト

公開までのスケジュールは、下記のような日程で進められると理想※です。

日付内容
1月25日~2月1日TOPページと特設ページの制作
1月25日~2月4日PR TIMESでプレスリリースの配信準備
2月7日 TOPページと特設ページの公開準備、表示チェック
2月8日プレスリリース配信(公式発表日)
プレスリリース公開ページ:「サンロフト、清水エスパルスとクラブパートナー契約を締結」
2月8日TOPページ、特設ページ、プレスリリースページをWebサイトで公開

※上記では、余裕をもって進められるスケジュール感を記載しましたが、実際には詳細がギリギリまでわからなかったり、急に決まることも多いですよね。私たちも、実際のところは1週間くらいのタイトなスケジュールで進めることもあります。

本章で解説した2点

「①Webサイトが検索結果に表示されるようにしておく」
「②プレスリリースの内容は、前もってWebサイトにも記載しておく」

は、最低限やっておくべきことです。

もし時間に余裕があるようなら、「在庫数を確保しておく」「取材依頼があった場合の担当者を決めておく」「取材で伝えるべき要点をまとめておく」といった準備までできると安心です。

9. まとめ

最後に、本記事で解説してきた「プレスリリースの活用事例」についてまとめます。事例から導いた、プレスリリースを活用する際のポイントは次の通りです。

  1. ニュースバリュー(情報価値)を意識する
  2. 記者の視点から逆算する
    (季節や締め切りに注意)
  3. メディアの選定を正確に
    (その情報を求めるメディアに送る)
  4. プレスリリースの基本ルール(構成要素)をおさえる
  5. Webサイトが検索結果に表示されるように準備しておく
    (あわせて、プレスリリースの公開準備もしておく)

そして、中小企業は小さな実績をコツコツ積み重ねていきましょう。

「プレスリリースを活用したいが、文章が書けない」「新商品にプレスリリースを効果的に活用したい」といったお悩みを抱えている方は、ぜひ1度弊社までご相談ください。

私たちサンロフトは、地方中小企業のためのデジタルマーケティング専門会社です。Webサイト改善や広告運用といった部分的な施策の実行だけでなく、戦略立案や組織体制づくりまでの一貫したサポートを行っています。ぜひご活用ください。

URLとタイトルをコピーする
目次
閉じる