YouTube広告の配信種類は?動画広告と静止画含む7つを解説

コロナウイルスをきっかけに発生した自宅待機の影響やリモートワークの拡大から、自宅で動画を楽しむ人が増加し、動画プラットフォームとして有名なYouTubeのユーザー数は一気に伸びました。それに伴い、集客やブランディングを目的としてYouTubeへの広告出稿を検討する企業も増えています。

実際に、YouTubeをご覧になった際に、広告を目にした方もいるでしょう。YouTube広告の配信形式は、動画だけでなく静止画(画像)もあります。また、広告と記載されるもの・スキップできるもの・スキップできないもの、といったように種類が豊富です。

ここでは、「YouTube広告を検討している」「YouTube広告が、どのようなものか知りたい」といった気持ちを抱えている方に向けて、YouTubeの広告の種類や特徴、出稿におけるメリット・デメリットについてご紹介していきます。

目次

1. YouTube広告が注目されている理由

YouTubeは国内最大級の動画プラットフォームであり、利用するユーザー数は2021年時点で国内でも6,500万人以上と、多くの人が活用しています。近年では、テレビで発信される重要なニュース関連情報もYouTube上で検索を行い、迅速に視聴できます。そのため、テレビの代わりにYouTube上で情報収集を行うといった行為も日常的に行われています。

出典元:ITツール比較サイト STRATE(ストラテ) 2021年4月に『YouTubeの利用状況に関するアンケート』
https://strate.biz/news/youtube/

また、属性が異なる様々なユーザーが集まるなかで、的を絞った的確なアプローチが可能であること。それに加え、視聴中に時間やデバイスを問わずに広告を流し、商品やサービスに誘導できることから、大きなマーケティング効果を期待できます。

このような理由から、YouTubeへ広告出稿を行う企業は年々増加しています。

2. YouTube広告のメリット・デメリット

YouTube広告を配信することで、様々なメリットもありますが、もちろんデメリットも存在します。ここでは、動画出稿を行うことのメリット・デメリットの両方をご紹介します。どちらも理解したうえで、広告出稿の検討を進めましょう。

メリット①:利用者の数が多い

YouTube広告を配信することの1番のメリットといえる点が、YouTube利用者が多いという点です。YouTubeの利用頻度と利用時間の調査では、以下のようなグラフでの結果が出ています。

出典元:若年層マーケティングアーカイブメディア SORENA(ソレナ)
マーケティングリサーチ第2弾|若年層(Z世代とミレニアル世代)のSNS利用頻度と利用時間
https://sorena.media/article/645

1日に1回以上、動画を視聴する利用者は80%以上、1日に1時間以上視聴する利用者は男性は59.9%、女性は46.3%と平均で約50%前後と比較的高い割合で視聴されていることがわかります。

利用時間が長ければ長いほど、広告での接点も多くなり、多くの人に見てもらえるチャンスを得られるというメリットがあります。

メリット②:テレビ以上の宣伝効果が見込める

8ヶ国、計56事例をもとに分析されたGoogleでの調査によると、YouTube広告はテレビCMより80%も効果的である、という結果が出ています。

こちらについては、テレビCMのマーケティング業界からの反論が起きていますが、近年の若者の「テレビ離れ」が進むことが注目されている背景からも、テレビよりもYouTubeという考えを持つ人が多く、テレビ以上のマーケティング効果が見込めることが予想しやすいのではないでしょうか。

メリット③:一定時間見てもらえる

YouTube広告は、動画が開始される前に動画広告を流すことのできるインストリーム広告というものがあります。インストリーム広告とは何かの詳細は後ほど記載しますが、この広告を出稿する場合、最低5秒間は広告を流すことが可能です。

テレビの場合は、CMが流れるとチャンネルを変える行為や、録画しているものをみるときはCMをスキップしてしまう行為などがある中で、5秒という短い時間ながらも数秒間は見せられることのメリットは大きいと言えます。

デメリット①:スキップされる可能性がある

メリットとして、最低限5秒は必ず見てもらえる点を挙げました。しかしその反面、スキップできる広告(スキッパブル広告)に関しては、5秒以上経過すると利用者にスキップされる可能性があることがデメリットになります。5秒間でインパクトの高い動画を制作し、視聴者に印象付けることができれば非常に良いですが、5秒間で伝えたいことを伝えるのはむずかしくもあります。

「ノンスキッパブル広告」と呼ばれる、最後までスキップされないようにする広告の場合は全て強制的に見せることができますが、「スキッパブル広告」を出稿する場合は、動画内容を工夫し、品質高くスキップされない動画を制作する必要が出てきます。

デメリット②:動画作成の為の労力と費用がかかる

YouTubeに動画広告を配信するためには、当然のことながら、広告として流すための動画の制作が必要になります。動画の品質が高ければ高いほどインパクトも強く、効果が期待できますが、反対に品質が低い場合はマイナスイメージを与えたり、内容によってはクレームが発生する場合もありますので注意が必要です。

気軽に動画制作や編集が行えるような時代にはなりましたが、一定の品質を保った動画を意識する必要がありそうです。万が一、動画制作に不安がある場合には、動画制作会社や業務委託で制作してもらうなど、専門の方に相談してみるといいでしょう。

3. YouTubeに配信できる動画広告

YouTubeに動画形式で配信できる広告は全部で5種類あります。こちらでは、広告の特徴と使い方についてご紹介していきます。

①TrueViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は、YouTube動画を視聴する前後や視聴中に流れる広告です。

5秒でスキップすることのできる「スキッパブル広告」と、スキップ不可で15秒間広告を流すことのできる「ノンスキッパブル広告」の2種類があります。どちらも秒数は異なりますが、確実に動画を見せ、内容に深みを持たせることで静止画広告よりも効果を期待できます。

スキッパブル広告の場合はスキップされることを防ぐために、ストーリー調の動画を制作するなど、長く見てもらうことを意識した動画制作を検討すると良いでしょう。

②TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告は、YouTubeの広告検索画面や関連動画画面に表示される広告です。

動画のサムネイルをクリックすると動画視聴画面に遷移し、動画が自動的に流れる仕組みです。インストリーム広告のような自動的に流れるものではなく、利用者が意思を持ってクリックすることで動画が流れる仕組みであることから、興味関心の度合いが比較的高い人からの動画視聴を期待することができます。

コンバージョンレートが高い傾向にあるため、商品・サービス購入を成果地点とした配信目的にマッチしていると言えます。

③TrueViewアクション広告

TrueViewアクション広告は、TrueViewインストリーム広告に類似しており、YouTube広告の動画再生前後に流れる広告です。動画再生中に、「Call to Action ボタン」と呼ばれるクリック可能なボタンを表示することができます。上記の画像でいうと、「DOWNLOAD」と表記しているボタンです。

このボタンをクリックすると、あらかじめ設定しておいた利用者に見てもらいたいページなどに誘導することができる仕組みです。「ここをクリック」などといった文言で利用者の行動を促進することにできるため、潜在顧客の獲得目的での利用に適した広告です。

④バンパー広告

バンパー広告は、YouTube動画の前後に、6秒間のみ再生できる広告です。

こちらは、広告をスキップすることができない仕様のため、全ての動画を最後まで視聴してもらうことが可能です。確実に視聴してもらえる点から、認知度の向上を目指すといった、ブランディング目的での広告利用に適していると言えます。

動画再生時間が6秒と非常に短いため、動画制作時は、伝えたいことを簡潔にしつつもメッセージ性の高い動画を意識する必要がありそうです。

⑤マストヘッド広告

マウスヘッド広告は、YouTubeページのトップ画面に表示される広告です。

YouTubeを開くと真っ先に視界に入る箇所でもあるため、新しいサービスや商品等の認知度をあげたいと考える広告主にとっては、うってつけの広告と言えます。

難点は、他の広告はGoogleの設定画面で広告主自身で設定ができるのに対し、マウスヘッド広告は直接、Google担当者への出稿相談が必要となる点です。広告掲載を検討したい場合には、代理店などを介して発注が必要となるため注意しましょう。

4. YouTubeに配信できる静止画広告

YouTube広告は動画だけでなく静止画形式(画像)での配信も可能です。こちらでは、広告の特徴と広告の向き・不向きについても解説していきます。

①オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、動画を再生している最中に画面下20%の範囲で表示される広告です。

こちらは静止画かテキストで設定することができ、利用者がクリックをすると、飛ばしたいページ等に誘導することができます。画面上に、常に固定された位置で覆いかぶさるような形で表示されるため、利用者の視界に入りやすく、認知度向上施策として活用されることもあります。

しかし、動画を視聴したい利用者からすると邪魔だと捉えられて消される可能性もあるため、クリックしてもらうことをより意識した広告バナー制作が必要になります。

②ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Googleのレスポンシブディスプレイ広告の配信先(プレースメント)にYouTubeを指定し、配信するものです。

YouTube上での表示箇所は、動画検索画面の右上箇所やオススメの動画一覧などで、掲載バナーをクリックすると、誘導したいページなどに遷移させることができます。

ディスプレイ広告については、以下の記事でくわしく紹介しています。興味のある方は、参考にしてみてください。

5. まとめ

本記事では、YouTube広告の種類やそれぞれの特徴をはじめ、メリット・デメリットについても紹介しました。

各国の様々な属性の利用者が集まるYouTube広告。ターゲットを絞り、高品質な動画制作を行った形で配信ができれば、サービスや商品の認知向上や成果の向上など、メリットを生み出してくれることに期待できます。リーチ数が圧倒的に多いというポイントを活かし、マーケティング施策のひとつとして検討してみるのもいいでしょう。

しかし、あくまでも、ユーザーはYouTube上での動画視聴のためにその場にいることを忘れないことが大事です。

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