瀧本さん-ヘッダー 管理職スタッフ
瀧本 純一
入社:2016年度
部門:品質管理部
役職:部長

ひたすらプログラムを書き続けた少年時代

小学生のとき、通学路にできたIBMのパソコンショップでパソコンに触れたのが、開発職を志した最初のきっかけでした。当時は今で言う「パソコン」が「マイコン」と呼ばれ、一部の人しか触ったことのないものでした

マイコンでできることを見せてもらったその出会いから、小学校・中学校の頃にはプログラミングにはまりました。『マイコンBASICマガジン』という月刊誌を買って、そこに掲載されている読者が投稿したプログラムをひたすら入力して遊ぶということの繰り返し。最初は意味が分からないまま入力していましたが、徐々にプログラム言語(BASIC言語)を覚えていき、自分でプログラムを書いたり、改造したりするようになりました。思い返しみても、様々な分野から興味を拾い集めて、調べて、挑戦するということが昔から好きだったのだなと感じます。

 

ビジネスの延長線上から軸を少しずらす

2019年5月、現行業務と並行して新技術習得を目指す開発本部を設置し、本部長に就任しました。私自身、根は開発職なので、開発寄りの話になってしまうかもしれませんが、やはり「好奇心」を忘れてしまったら、それは開発職としての「死」を意味すると思います。だからこそ、興味があるにも関わらず、日常業務に忙殺されてしまって時間がないというのは、彼らの将来を考えてもいいことではありません。

会社組織として開発本部を立ち上げたことで、「仕事」として研究に時間を割くことができるようになりました。AIやサーバーレスなど、開発者はそれぞれ興味のあるものを持っていますから、それをうまく拾い上げて、伸ばしていけるようにしたいと考えています。

テーマとして重視したいことは、“ビジネスの延長線上から少し軸をずらすこと”。やはり、当然仕事として行うので、「成果」というものは出さなくてはなりません。既に仕事として取り組もうとしている領域ではなく、会社としてはまだチャレンジしていない領域。そのアイデアが具現化してきたときに、それがサンロフトの次のビジネスの柱につながるきっかけになったら、それは1つの成果です。 それには、今の仕事とは直接関係しないような分野に視点をずらす、というような発想が必要です。深堀りよりも、他の分野を掘る。これを開発職全員に知ってもらいたいと思っています。

「知的好奇心」という最強の武器を持って

知的好奇心を満たし合えるような人と一緒に仕事をしていきたいです。「満たし合う」というのは、お互いに刺激を与え合えるということ。何をもって仕事を楽しいとするか、その定義は人それぞれだと思いますが、私にとって「楽しい」と感じるときに欠かせないものは、「好奇心」と「達成感」です。

特に、開発職は物事を深く突き詰めて考えるのが仕事です。ですから、意識していないと視野が狭くなりがちで、それに本人は気がつきません。しかし、世の中というものは相容れないと思っていた分野が思わぬところでつながることが多く、私自身、ふとした時に知識がつながり、相乗効果が生まれることの喜びを、身をもって体感してきました。「おもしろい!」という、あの瞬間です。みなさんにも、興味を広く持って、自分で調べる癖を大切にしてほしいと思っています。