初心者でもわかる!リスティング広告の広告文の作り方 インターネット広告 Feedly facebook tweet LINE 記事公開日:2020.09.16/最終更新日:2021.03.18 736 views リスティング広告を運用していくうえで重要な広告文。しかし、「広告文の効果的な作成方法が分からない…」という方も多いかと思います。広告文の作成には大切なポイントがいくつかあり、コンバージョン率やクリック率に大きく左右します。 今回は、リスティング広告の広告文の構成や効果的な広告文の作り方、作成の注意点などを解説!ポイントを押さえて、リスティング広告の広告文の正しい作り方を学んでいきましょう。 1. リスティング広告について そもそも、リスティング広告とは?リスティング広告の掲載場所 2. 理解しておくべき広告文の構成 Google広告Yahoo広告 3. 効果的な広告文を作る5つのポイント 他社の広告を調査する重要なキーワードは見出しやタイトルに含めるユーザーのニーズを理解する複数の広告文を用意する広告表示オプションを活用する 4. 広告文を作るときの注意点 広告文のルールについて見出しや説明文の表示について 5. まとめ 1. リスティング広告について リスティング広告とは、どのような広告のことを指すのでしょうか?これからリスティング広告の運用を始める方や始めたばかりの方に向けて、リスティング広告の概要をわかりやすく解説します! そもそも、リスティング広告とは? リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことで、検索連動型広告やPPC(Pay Per Click)とも呼ばれています。 リスティング広告を出稿すると、パソコンやスマートフォンで検索してるユーザーをWebサイトへ誘導することができます。検索ユーザーがクリックするごとに広告費用が発生し、国内では、「Google広告」や「Yahoo! プロモーション広告(スポンサードサーチ)」などが代表的です。リスティング広告は、ユーザーの関心が高い時に広告が表示されるため、高い効果を発揮します。 リスティング広告の掲載場所 リスティング広告は検索結果画面に表示されます。掲載される場所は、「検索結果の1番上」と「検索結果の1番下」になっており、「広告」と記載のあるものが該当します。 検索ユーザーに対して、自分のサイトをアピールできるのがリスティング広告の魅力です。リスティング広告を効果的に運用して検索上位に掲載させることができれば、SEO対策が十分に済んでいないサイトでも、検索からユーザーの流入を狙うことができます。 2. 理解しておくべき広告文の構成 リスティング広告には、見出しや広告文、パスといった基本の構成があります。そして、それぞれに文字数制限があり、そのなかで訴求ポイントを押さえて上手にまとめなければいけません。 Google広告 Google広告は、「見出し1」「見出し2」「見出し3」「パス1」「パス2」「広告文1」「広告文2」で構成されています。注意点は、「見出し3」と「広告文2」は、設定しても表示されない場合があるということです。 それぞれの文字数は下記の通りです。半角は1文字、全角は2文字でカウントされます。 見出し 見出しは、広告文の中でも一番目立つ場所。重要なキーワードを含めることがコツです。文字数:半角30文字 広告文 広告文は、見出しで訴求できなかった魅力やポイントなどより詳細内容に触れるようにしましょう。文字数:半角90文字 パス パスとは、ユーザーがリスティング広告をクリックしたときに表示されるサイト内の場所を示すものです。ユーザーが探しているキーワードで訴求しましょう。文字数:半角15文字 Yahoo広告 Yahoo広告は、「タイトル1」「タイトル2」「タイトル3」「ディレクトリ1」「ディレクトリ2」「説明文1」「説明文2」で構成されています。注意点は、Google広告と同様に「タイトル3」と「説明文2」は、設定しても表示されない場合があるということです。 それぞれの文字数は下記の通りです。半角は1文字、全角は2文字でカウントされます。 タイトル タイトルは、必ず重要なキーワードが入るように心がけましょう。文字数:半角30文字 説明文 説明文には、詳細内容を記載しましょう。見出しで訴求できなかった魅力やポイントなどを入れると◎文字数:半角90文字 ディレクトリ ディレクトリとは、リスティング広告をクリックしたときの遷移先を示すものです。ユーザーが探しているキーワードを含めることがポイント。文字数:半角15文字 3. 効果的な広告文を作る5つのポイント リスティング広告で成果を得るために、広告文はとても重要です。広告文ひとつで、クリック率やコンバージョン率が大きく変わります。ここでは、効果的な広告文を作るポイントを解説していきます! 他社の広告を調査する リスティング広告の広告文を作るうえで競合調査はとても大切です。競合調査をするときには、下記項目を必ずチェックしておきましょう。 広告の訴求ポイント 訴求ポイントは価格なのか、実績なのか、競合の広告がどの点を訴求しているのかを確認することは、リスティング広告の競合調査の基本です。また、競合調査をすることで、自社広告の立ち位置を再度確認できたり、訴求ポイントの見直しができます。 どのような文章表現をしているか 競合の広告文がどのような表現をしているのかを確認しましょう。サービスや企業によっても広告文はさまざまです。競合の広告文は自社広告と並んで掲載される可能性が高いので、競合の文章表現をチェックし、自社広告の改善や差別化に活かしましょう! ユーザー層のターゲット リスティング広告において、どのようなユーザー層をターゲットとしているのかも大切です。同じサービスを展開する競合でも自社広告とはターゲット層が少し違っていた、ということが十分あり得ます。広告のランディング先はどこに設定されているのか、といった点も着目してみましょう。 重要なキーワードは見出しやタイトルに含める リスティング広告の見出し(タイトル)テキストは、重要なキーワードを含めて作成しましょう!すべての検索ユーザーが広告文をじっくりと読んでいるわけではありません。見出しにキーワードを入れることで、視覚的に判断でき、他社との差別化もできるため広告をクリックしてもらいやすくなります。 リスティング広告のクリック率が高まると品質スコアも高まります。品質スコアが高まるとクリック単価やCPAが下がり、効果的な広告運用につながるのです。広告文を作るときは必ず重要なキーワードが入るように心がけましょう。 リスティング広告にとって重要となるキーワードの決め方については、下記の記事でくわしく説明しています。ぜひ、参考にしてみてください。 リスティング広告にとって重要なキーワードの決め方 ユーザーのニーズを理解する 予算内で効率よく広告を運用していくためには、ターゲットユーザーを絞らなくてはいけません。そこで、「自社サービスを求めているのはどのようなユーザーか」「ユーザーのニーズは何か」といった点をきちんと把握しておくことが大切です。 また、ユーザーの年齢層や居住エリア、性別といった特徴もしっかりと理解しておくことをおすすめします。リスティング広告では、このような細かなターゲット設定も可能です。自社サービスを理解した上で、ユーザー層を定めていきましょう! 複数の広告文を用意する リスティング広告の広告文は、複数作成するのが基本です。複数の広告を作成すると機械学習が進み、検索ユーザーに対して、最適な広告が表示されるようになります。 そして、一度広告文を作って放置するのでは意味がありません。2週間から1ヶ月程度の期間で、ABテストを行うことが重要です。定期的にデータをチェックして、クリック率やコンバ―ジョン率が高いものを残し、成果につながらない広告文は削除、といった運用を繰り返し、徐々にリスティング広告の精度をあげていきましょう。 広告表示オプションを活用する 広告表示オプションとは、リスティング広告の広告文とは別に追加情報を掲載できる機能のこと。具体的なアクションを促しやすくなるため、広告の効果を上げるために必ず設定しましょう! 広告表示オプションの種類は以下の通りです。(※Google広告の場合) ・サイトリンク表示オプション・コールアウト表示オプション・構造化スニペット表示オプション・価格表示オプション・プロモーション表示オプション・電話番号表示オプション・住所表示オプション・アフィリエイト表示オプション・アプリリンク表示オプション・メッセージ表示オプション・販売者評価の広告表示オプション 4. 広告文を作るときの注意点 広告文を作成するにあたっていくつか注意点があります。ルールを守って広告文を作成しましょう! 広告文のルールについて リスティング広告にも広告文作成のルールがあります。ユーザーを引きつけるために、根拠のない誇張表現や薬事法に違反する表現をすることはNGです。ルールを違反すると、広告の審査が非承認となり、広告が配信されません。 薬事法の違反 リスティング広告おいて、薬事や医療に関するワードの審査が非常に厳しくなっています。広告文だけでなく、ランディングページも薬事法違反がないかどうか、しっかりと確認しましょう。また、何度も非承認を繰り返していると、アカウント停止になる可能性もあります。薬事法のルールの詳細は、公式サイトで事前に確認することをおすすめします! 誇張表現の掲載 「日本一」「世界一」「No.1」「最大」「最小」「最高」といったワードが含まれる広告文は要注意です。これらの表現は、根拠のない誇張表現とみなされ、基本的にリスティング広告の広告文では使用できません。 リスティング広告の媒体ごとにルールが異なるため、事前に各媒体の仕様を確認し、ルールに沿った広告文の作成を心がけるようにしましょう! 見出しや説明文の表示について Google広告においても、Yahoo広告においても、任意で入稿可能となる見出し3(タイトル3)と広告文2(説明文2)があります。これらは広告文を入稿しても、必ずしも表示されるとは限りません。 そのため、重要なキーワードを入れてしまうと、ユーザーに見られない場合があるので、できるだけ見出し1や広告文1で訴求することが望ましいです。 5. まとめ いかがでしたでしょうか?広告文の効果的な作り方や作成の注意点などを解説いたしました! ・リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことで、検索結果画面に表示されます。・リスティング広告には、見出しや広告文、パスといった基本の構成があります。・リスティング広告で成果を得るため、競合やユーザーのニーズを理解して、コツコツと運用を繰り返していきましょう・誇張表現や薬事法など、リスティング広告のルールを守って作成しましょう。 ポイントを押さえて、効果的なリスティング広告の運用を目指しましょう!サンロフトでは、リスティング広告の運用代行も行っております。何か、お困りの際はいつでもご相談ください。 ▶ リスティング広告について問い合わせる