デザイン職 山本 大気 先輩スタッフ
山本 大気
入社:2016年度
職種:Webデザイナー
役職:課長代理

WebデザイナーからWebクリエイターへ

デザインの仕事に興味をもったのは中学生の頃でした。中でもWebデザインを選んだのは、グラフィックデザインよりもロジカルな印象を受けたからです。論理的な思考に基づいたデザイン設計に、「センスではなく経験・知識でやっていける」と魅力を感じました。

現在はパステル事業部のWebデザイナーとして、幼稚園・保育園・認定こども園向けのWebサイトを制作しています。お客様とのヒアリング、デザイン、コーディング、操作説明に加えて、提案資料を作成することもあります。しかし、デザイナーが提案資料をつくるのは稀なケース。はじめは、「なんでデザイナーが…」という気持ちもありました。

意識が変わったのは、4年目を迎える少し前。「一億総クリエイター時代」と言われるように、これからの時代、デザインだけで生き残れる人は限られていくと思います。デザインに固執するのではなく、コーディングやプログラミング、マーケティングといったWebの制作に広く携われるようなスキルが必要になる。Webデザイナーではなく、Webクリエイターとして。

Webサイトはエンドユーザーのためにある

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入社したばかりの頃は、園の要望どおりにWebサイトを制作していました。しかし、実際にWebサイトに訪れる人のことを考えて活用すると、驚くようなPV数につながることがあります。例えば、札幌白ゆり幼稚園様はページ構成もシンプルで、決して費用をかけて作りこんだわけではありません。しかし、「簡単に更新できる」というブログ機能を活かした運用によって、保護者が読みたいコンテンツが充実したWebサイトになりました。毎月の未就園児教室開催の際には、その度に多数お問い合わせがあるそうです。

Webサイトというと、派手で印象に残ることを重視しがちです。でも、Webサイトの目的はあくまで「情報を読んでもらう」こと。そこを訪れ、利用する保護者や就活生のためにあります。アニメーションも過剰にならないようにさりげなく、注目を集めたいところにワンポイントで使うなど工夫しています(制作事例:大沢幼稚園様)。

さらに最近は、「そもそもWebサイトでなくてもいいのではないか」という考え方もするようになりました。iPhoneが発売されたのは2007年。もうそろそろ、スマートフォンの次のデバイスが出てくるのではないか。5年、10年先を考えたとき、Webサイトは今の形のまま残るのか。今まで「Webサイト」という1つの枠組みの中で考えていたものを、「誰がどのような手段で、どのような情報を欲するのか」という少し高い視点から捉える。未来を予測するというよりも、未来に備えて、今できることを考えたいと思うようになりました。

先輩からも、後輩からも学べる人

山本さん写真-01積極的に会話でき、先輩からも、いずれできる後輩からも進んで学べるような人と一緒に働きたいと思っています。特に、IT業界は技術の移り変わりが早い業界。自分たちの常識が、後輩たちにとっては別の常識に変わっていることもあります。

サンロフトには、僕が入社1年目の頃から憧れている先輩がいます。その先輩のGoogleカレンダーには、定期的に「じぶんをたかめる」という予定が入っているんです。約50個の項目があって、すべてが具体的。それも、マーケターだからマーケティングに関するスキル、だけではない。自分の領域外のところも進んで勉強していて、しかもそれを社内勉強会や情報提供といった形で僕らデザイナーや他の社員に還元してくれます。

デザイナーがデザインに対してその良し悪しを言語化するということはとても大事です。そのための多様な「考え方」を上手に吸収していきたいですし、そういう人たちとお互いの得意な分野で切磋琢磨し、よりレベルの高いWebサービスを提供していけたらとても嬉しいです。