【基礎知識】ランディングページ(LP)とは?意味や必要性を解説

LP(ランディングページ)とは、購入やお問い合わせといったコンバージョンの達成に特化したWebページのことです。縦長の1枚完結のページで、Web広告と組み合わせて運用します。

実は、どんな業種であってもLP(ランディングページ)は検討すべきです。なぜなら、LP(ランディングページ)の特性上、コンバージョンが得られやすく、売り上げアップに直結するためです。

今回は、LP(ランディングページ)の意味や目的といった基礎知識から、LPの作り方、運用のポイントまで幅広くご紹介いたします。

読み終えていただければ、自社のLP(ランディングページ)導入に活かしていただけます。ぜひご参考いただければと思います。

目次

1. ランディングページ(LP)とは?

ランディングページ(LP)とは、Landing Pageの略称です。Landingには「着地」という意味があるため、Landing Pageを直訳すると「着地ページ」となります。

一般的には、Web広告をクリックした時のリンク先ページ(クリックした時に飛んだ先のWebページ)がランディングページです。

ランディングページ(LP)は省略して「エルピー」と呼ばれることもあります。

◎LPは「1枚完結」の「たてなが」のWebページ!

LPは、申し込みや商品購入といったコンバージョンを目的として作られる、1枚完結の縦長のWebページです。

企業のWebサイトとは別で作られる単一ページで、コンバージョン率を最大化するために、ユーザーに行動をうながす設計で作られます。

◎広義では「最初に閲覧したページ」はすべてランディングページ

ランディングページ(LP)を広義でとらえると、ユーザーが最初に着地し閲覧したWebページは、どのページであってもランディングページとなります。

たとえば、ユーザーAが検索エンジンを経由して、あなたの企業サイトのTopページを訪れたら(Topページに着地したら)、ユーザーAにとっては、トップページがランディングページとなります。

また、ユーザーBは最初に商品案内ページに訪れたとしたら、ユーザーBにとっては、商品案内ページがランディングページです。

2. ランディングページ(LP)とトップページの違い

前述したとおり、ランディングページ(LP)はコンバージョンに特化したWebページです。

対して、トップページとは、WebサイトやECサイトの「トップページ」のことで、分かりやすく言うと、サイトの「玄関」に該当するページです。トップページには、Webサイトが「どんな内容のサイトなのか?」を訪問者に分かりやすく伝える役割があります。

◎ランディングページとWebサイトの違いとは?

ランディングページはコンバージョンを目的とした、1枚完結のWebページです。対して、WebサイトはたくさんのWebページの集合体で、目的はサイトによって異なり幅広いのが特徴です。

【豆知識】 ホームページとは正確にはトップページのこと!

一般的に、「ホームページ=Webサイト」と認識されていますが、実は、この使い方は国内に限ったことなのです。正確には、ホームページとはトップページのことを指し、海外では「ホームページ=トップページ」と認識されているため、海外のお客様と取引がある場合にはコミュニケーションに注意が必要です。
企業サイトのことは、ホームページではなくWebサイトと表現しましょう。くわしくは下記記事で解説しています。
ホームページとWebサイトの違いとは?知っておきたいWeb知識!

3. ランディングページ(LP)の目的

ランディングページ(LP)の目的は、ユーザーに購入や申し込みといった「コンバージョンをしてもらうこと」です。

Webサイトの目的は、企業によって「企業案内・商品紹介」「認知拡大」「企業ブランディング」など様々ですが、ランディングページ(LP)の場合、どんな企業のLPであっても、目的はコンバージョン達成に絞られています。

4. ランディングページ(LP)の特徴

Web広告と組み合わせて運用する

LPはWeb広告のリンク先ページです。よって、通常はWeb広告と連動させて運用します。

「どんなWeb広告と組み合わせるか?」「組み合わせる際の注意点」などについては、後の章「12. ランディングページ(LP)の流入元となる主なWeb広告は?」にてくわしくご説明しています。

レイアウトは縦長

LPは、縦に長いレイアウトで作成されます。この「縦長のレイアウト」には理由があります。商品やサービスの訴求を、優秀な営業マンのセールストークのような順序で簡潔にすすめ、できるだけ離脱を防ぐためにこういったレイアウトなのです。

ユーザーがLPを上から順に、最後までひと通りスクロールしたくなるように、セールストークが順序立てて展開される設計になっています。

デザイン・色は目立つものが多い

企業Webサイトと比較すると、LPは目を引く色を積極的に使用し、インパクトのあるデザインで作成されます。

申し込みや購入の「ボタン」は、大きめに作成して目立つように設置したりと工夫します。

また、訴求力を高めるために、ページを通して文章よりもイラストや写真の方が多くなるデザインとなるのも特徴です。

他ページへのリンクは少ない

LPでは、ユーザーに注文やお問い合わせといったコンバージョンにつながる行動に集中させるためにリンクは限定的で、他ページへのリンクは極端に少ないという特徴があります。

設置するリンクをコンバージョンに直結するものだけに絞ることで、ユーザーをコンバージョンに集中させることができます。

5. ランディングページ(LP)の必要性

コンバージョン率を最大化する役割がありどの企業も検討すべきです

LPは、Web広告をクリックして流入したユーザーが見るページで、購入や申し込みをしてもらうことに特化したページです。

企業のWebサイトとは異なり、LPはコンバージョンだけを目的としているため、LPは売り上げを上げるために重要な役割を担うページになります。

LPは売り上げに直結し、幅広いユーザーニーズにも対応できるため、どんな業種であっても1度は検討すべきです。

◎高いCVR達成は、流入経路ごとにページ作成できるから

LPは流入経路やターゲットごとに最適なページを作成することもでき、コンバージョン率を高められます。

たとえば、商品によってはターゲット層が「30〜60代の男女」と幅広いケースがありますよね。

こういったターゲットを「30代女性」「60代男性」というように狭めて、それぞれのLPでターゲットにあったキャッチコピー・デザインで訴求することにより、より高いコンバージョンを達成できるのです。

6. ランディングページ(LP)を作るメリット

ここでは、LPを導入することで得られるメリットについて解説します。LPによって享受できることは多いですが、代表的なものを3つご紹介します。

コンバージョン率を高められる

LPの内容は、商品やサービスの紹介がメインで、注文や申し込みをしてもらうことに特化しているため、コンバージョン率を高められます。

また、アピールしたい商品やサービスを1点だけに絞り、リンクはコンバージョンを目的としたリンクだけを設置するため、コンバージョンしやすい設計になっています。

離脱しにくい

Webサイトの場合は、他のページへ回遊できるよう各Webページに多くのリンクを設置しますよね。ユーザーのサイト回遊率は高まりますが、回遊している間に離脱する確率も高くなるのが特徴です。

LPは意図的にリンクの選択肢を限定しており、離脱しにくい仕組みになっています。

改善策の把握がしやすい

Webサイトは多くのWebページで構成されますが、LPは1ページだけなのでサイトと比較すると内容量が圧倒的に少ないです。よって、分析が比較的容易で、改善点が把握しやすいというメリットがあります。

結果的に、PDCAサイクルを早くまわせるため、成果も得られやすいです。

7. ランディングページ(LP)を作るデメリット

LPを導入する際には、メリットだけでなくデメリットも事前に知っておくことが大切です。代表的なデメリットを3つご紹介します。

制作費がかかる

「LPは1ページ完結だから簡単に作れそう……」と考える方は多いと思いますが、実は、訴求力のあるLPを作るには、一定のノウハウが必要とされ簡単ではありません。経験値ゼロの方が、効果を出せるLPを作成するのはむずかしいと言えるでしょう。

LPで効果を得るためには、コンバージョンに導くためのデザインや、コンバージョンするためのボタン(CTAボタン)設置の工夫など、様々な要素が必要となります。

そのため、社内にLP制作の経験者が在籍していない場合は、外注することになります。

POINT
ランディングページの相場は?

◎制作費の相場は、およそ10万円〜60万円以上制作会社によって異なります
◎フリーランスのデザイナーや個人事務所では、1ページ数万円で作成するケースもありますが、完成後の細かいデザイン変更ができなかったり、制作後のサポートがなかったりすることもあるため、制作会社を選ぶ際にはよくリサーチをしましょう。
◎30万円以上になると、競合調査や戦略設定、LP公開後の修正やサポートといった工程を含むケースが多いです。

SEO対策にはならない

LPは、コンバージョンを目的としたデザインで作られるため、テキスト(文字)はイラストや画像と一体化させる傾向があります。よって、Webページ全体でテキストの分量は少なくなり、検索エンジンの評価を得るのはむずかしく、上位に表示されるケースは稀です。

また、検索エンジンは、読み込み(表示速度)が遅いページへの評価は低いため、画像が多く容量が大きくなってしまうLPは、評価されにくい傾向があります。

POINT
自然検索ではなく広告からの流入ページと割り切ろう!

LPはSEO対策の一環にならないため、自然検索(オーガニック検索)からの流入ではなく、リスティングのようなWeb広告からの流入を目的としたページと認識しましょう
◎SEO面は切り捨てて、Web広告のキーワード設定やターゲティングをしっかりと行い、LPのコンバージョン率を最大限に引き上げられるよう注力しましょう

サイト回遊にはつながらない

LPに設置するリンクは限定的で、コンバージョンにつながるリンクだけで、企業Webサイトへのリンクは設置しないため、サイト回遊にはつながりません。

LPの特性上、関連したページへのリンク(たとえば、類似商品ページへのリンク)も設置しません。サイト回遊につながらない結果として、LPの直帰率※は高くなる傾向があります。

※直帰率とは、訪問者がサイトに訪問して、最初の1ページしか見なかった訪問の割合のことです

POINT
回遊させるサイトとLPは別で考えよう!

◎「LPはサイト回遊しないため直帰率が高い」と知り、LPにリンクを多く設置すればいいのでは?と考える人がいるかもしれませんが、LPの目的(コンバージョン率の最大化)からそれてしまうため、やめましょう
◎ユーザーのサイト回遊を狙うWebサイトとLPは分けて考えます。それぞれに異なる役割があることを認識し、運用してきます

8. 【図解】ランディングページの構成要素とは?

ランディングページ(LP)の基本テンプレートを確認しよう

最初に、LPを構成する要素を大まかにとらえ、頭に入れておきましょう。

LPは大きく分けて「ファーストビュー」「ボディー」「クロージング」の3つの要素で構成されています。

LPの3つの構成要素

次に、「ファーストビュー」「ボディー」「クロージング」それぞれの領域の、より細かな構成要素を見ていきます。

ファーストビュー

LPの構成要素「ファーストビュー」

ユーザーがLPに流入した時に、最初に目に触れる領域が「ファーストビュー」です。LPの最も重要な箇所で、ユーザーが直帰してしまうか、下部にスクロールするかが決まるところです。

①キャッチコピー

LPで1番重要なキャッチコピーです。

このキャッチコピーで、「私に関係するページだ」「私が読むべきページだ」と思わせる必要があります。

ユーザーニーズの核心をつくキャッチコピーにするためには、流入元となるWeb広告の文言や検索キーワードと整合性を保つ必要があります。

②権威付け

権威付けとは、安心して購入できる「根拠」や「実績」を示すことです。

たとえば、「医師の89%が推奨しています」「○○賞3年連続受賞」「販売実数100万個突破」「歯科医監修の○○」のようなものが挙げられます。実証となる事実は、できるだけ数字と共に示すのがポイントです。

LPの権威付けの文言の位置は、最初のキャッチコピーと逆になることもあり、「権威付け⇒キャッチコピー」の順に配置するケースも多いです。

③メインビジュアル(アイキャッチ)

メインビジュアルは、イメージ写真やイラストを使用し、ユーザーの興味を引き、想像力をかき立てるようなインパクトを与えるものが理想です。

また、ディスプレイ広告のように、画像を使ったWeb広告が流入元となる場合、広告の画像とメインビジュアルは同じ画像を使用したり、テイストを合わせたりと、関連性を持たせましょう。

なぜなら、あまりにも異なった画像にしてしまうと、LPに遷移したユーザーは「違うページに飛ばされてしまった」と誤解してしまい、離脱の原因となるためです。

④CTAボタン

CTAボタンとは、Webページを訪問しているユーザーに行動をうながし、コンバージョンをしてもらうためのボタンです。

CTAボタンは、コンバージョンボタン(CVボタン)、アクションボタンとも呼ばれます。目立つ形状にしたり、ボタンテキストを工夫したりして行動を促進しコンバージョンへと導きます。

「CTAってなに?」という方には、CTAの基礎を解説している下記記事が参考になります。

ボディー

LPの構成要素「ボディー」

ファーストビューを見て興味を持ち、スクロールしてくれたユーザーを説得する領域が「ボディー」です。

⑤共感要素

「自分の問題解決にふさわしい商品だ!」と、ユーザーに認識してもらうために、共感するコンテンツを配置します。

たとえば、近眼治療のクリニックのLPで無料検査をコンバージョンに設定するケースであれば、共感要素は次のようになります。

【共感要素の例】

「こんなお悩みはありませんか?」
  ✅ 最近近くのものが見えにくくなった
  ✅ スマホの文字が読みにくい
  ✅ 目が疲れやすくなり本を長く読んでいられない
  ✅ 視力が低下した気がする

⑥商品紹介 + ⑦ベネフィット

商品やサービスを紹介する際には、ただ特長や効果・効能といったメリットを述べるのではなく、この商品を使うことで「ユーザーにはどういったベネフィットがあるか?」という点を意識します。

メリットとは、「利点」「特長」のことで、簡単にいうと商品やサービスの「ウリ」のことです。

対して、ベネフィットとは、「利益」や「恩恵」を意味し、商品の特長(ウリ)によってユーザーが得られる良いこと、嬉しいことです。

商品説明では「自分たちがアピールしたいこと(自社のウリ)」を全面にだすのではなく、ユーザー視点に立ち「ユーザーにとってのベネフィット(嬉しいこと)」を訴求するのがポイントです。

⑧利用者の声・導入事例

実際に商品やサービスを利用したお客様の、リアルな感想を掲載することにより、「信頼感」を獲得します。利用者の声や導入事例は、実績を提示できる箇所で、強い説得力を持たせられるコンテンツです。

利用者の顔写真や導入した企業名を掲載すると、信憑性が高められます。

⑨フロー

商品やサービスによっては、省略する項目です。導入方法や期間がポイントとなる場合には、ここで的確に説明します。

特に、フローが競合と差別化されている場合や、導入工程が重要な場合には、ユーザーに納得してもらう要素となるため必ず入れましょう。

フローの説明が必要ない商品・サービスの場合には、「よくあるご質問」「FAQ」などをこの位置に掲載するケースがあります。

クロージング

LPの構成要素「クロージング」

LPの締めくくりの箇所が「クロージング」です。この領域は、簡単にいうと「最後のひと押し」をしてコンバージョンをうながす箇所です。

⑩最後のひと押しのキャッチコピー・文言

「今買わなければ!」「今自分には必要!」と思わせる文言を配置し、購入を決めかねているユーザーの背中を押します。

キャッチコピーや文言の表現のポイントは、「緊急性」「有益性」「簡便性」のいずれかを訴求することです。3つすべてを訴求するケースもあります。

【クロージングでの訴求パターン3つ】

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緊急性時間制限をもうけることによりCVをうながす
【例】「本日から3日間限定」「先着100名様」
   「今だけ半額の20,000円!」
有益性購入により得られる利益を提示しCVをうながす
【例】「購入者限定の特典付き」「1年保証付き」
   「プレゼント特典」
簡便性手間がかからないことを伝えCVをうながす
【例】「1分で登録完了」「入力はたった3ステップ」
   「メールアドレスだけでOK」

⑪フォーム

LPにフォームを設置するとコンバージョン率が高まることが分かっています。フォームでの離脱を防ぐため、入力項目は極力少なくします。任意項目はできるだけ省き、必須項目だけに絞りましょう。

   

9. ランディングページ(LP)の作り方の手順【3ステップ】

実際に、自社でLPを作成したいと思った際に、どういった手順で制作を進めれば良いのかを解説していきます。

ターゲットとペルソナを明確にする

ターゲットとペルソナの明確化は非常に重要です。

ターゲットとペルソナがしっかり定まっていれば、「誰に向けて、どんな悩みを解決するためのLPなのか?」がはっきりするため、制作の指標になりブレにくくなります。

指標があると、「どんな人に刺さるキャッチコピーを作れば良いか」「どんな人をコンバージョンに導くデザインにすれば良いか」が明確なので、制作がスムーズです。

まずは、LPで「コンバージョンのターゲットとなる人は誰なのか?」を明らかにします。ターゲットが明確になったら、より細かなターゲット像をイメージするためにペルソナを決めていきます。

ターゲットとペルソナの設定は、少々時間がかかりますが、最も大切な工程なので怠らないようにしましょう。

構成案を作成する

次は、構成案を作っていきます。
前章「8-1. ランディングページ(LP)の基本テンプレートを確認しよう」でご紹介したワイヤーフレームを活用するのがおすすめです。
それぞれの構成要素を満たすことで、訴求力の強いLPを作成できます。

構成案を作る段階では、ワイヤーフレームのすべての要素を埋める必要はありません。暫定的で構いませんので、訴求したい内容を構想していきます。

制作・実装する

最後は、制作と実装です。
まず、制作では、構成案をもとにキャッチコピーや商品紹介文、お客様の声といった「文章」を作成します。
文章を作り終えたら、キャッチコピーや紹介文といった文章を入れ込んだ画像を作成し、ワイヤーフレームに沿って、ページ全体をデザインしていきます。

文章を作成する際には、ターゲットユーザーの視点を忘れないように注意します。ついつい自社がアピールしたいこと(言いたいこと)を書いてしまいがちですが、ユーザーが知りたいこと、聞きたいことを考えることが大切です。

デザイン制作時の注意点としては、競合他社のLPのデザインと被らないようにすることが挙げられます。競合のLPが、メインで使用している色味も事前にリサーチしておきましょう。

制作が終わったら、実装テストを行います。
本格的な実装の前に必ずテストすべき点として、「表示速度のチェック」「CTAボタンのリンク先は正しいか」「コンバージョン後にメールはユーザーに自動配信されるか」「メール内容は問題ないか」が挙げられます。

10. ランディングページ(LP)を自力で作れる無料ツール

企業によってはLPの予算がつかないため、自力で作ってみたいと考えるケースもあるかと思います。本章ではLPが無料で作れるツールをご紹介いたします。

ペライチ

LP作成ツール「ペライチ」
画像引用:ペライチ

「ペライチ」は、誰でも簡単にランディングページを作成できるツールで、30日間は無料で利用できます。選べるデザインが豊富で、簡単な操作で作成・公開が可能です。

11. ランディングページ(LP)を効果的に運用するポイント3つ

LPで成果を上げるためには公開後の工程が重要です。効果的に運用するためのポイントを3つ挙げます。

A/Bテストの実施

A/Bテストとは、2つの異なる表現(デザイン・キャッチコピーなど)でどちらがよりユーザーの反応が良く、高い効果を得られるかを確認するテストです。一定期間、2パターンのLPを順番に実装し、費用対効果を比較します。

LPの場合、比較する対象は主に次の通りです。

  • ファーストビューの「メインビジュアル」「キャッチコピー」を変更
  • ページタイトルや見出しの「キーワード」を変更
  • CTAボタンの「表示位置、サイズ、ボタンのテキスト」などを変更

分析ツールでユーザー行動を分析

LPのコンバージョンを最大化するためには、LPを最適化する必要があり、最適化に欠かせないのが、ユーザー行動の分析です。

分析には、Google Analyticsやヒートマップ※を活用します。

※ヒートマップとは、Webページ上でのユーザーの行動を可視化できるツールです。ユーザーのマウスの動きを追跡することにより、多くクリックされている箇所や熟読されている箇所などを「色の濃淡」で表現し、ユーザー行動をひと目で把握できます。

【ミエルカのヒートマップの例】

ミエルカのヒートマップの例
画像引用:ミエルカ

分析ツールで、クリックが多いボタンの箇所や、ページ内で離脱が多い箇所、滞在時間などを把握し、得られたデータをもとに、LPの改善を実施します。

Google Analyticsの基礎知識については、下記記事の「6. 【初心者におすすめ】アクセス解析ができる無料ツール」で解説しています。

改善は適切なタイミングで実施

LPの改善を実施するタイミングは重要です。データが不十分な段階で改善を行っても、効果を得るのは難しいため、1,000セッション(訪問)以上のデータがたまってから実施するのがよいでしょう。最初にご紹介した「A/Bテスト」を行う際も同様です。

改善は1回すればOKというものではなく、繰り返し行うことによりLPの最適化が可能になります。

12. ランディングページ(LP)の流入元となる主なWeb広告は?

一般的にLPと組み合わせて運用するWeb広告は、次の3つです。

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ広告
  3. SNS広告

そして、Web広告とLPを組み合わせる際には、次の2点を意識することが大切です。

  • どういった心理段階のユーザーに触れることになる広告なのか?
  • LPがユーザー心理に合わせた訴求になっているか?

各Web広告が表示されるユーザーの心理段階は次の通りです。

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広告の特性 ユーザーの心理段階
リスティング広告ニーズが明確な人に向けた広告
・購買意欲が高い「今すぐ客」向けの広告
「今すぐ○○が欲しい」
「今すぐ○○に行きたい」
「今すぐ○○をしたい」
「今すぐ○○について知りたい」
といった段階
ディスプレイ広告ニーズがまだはっきりしていない人に向けた広告
「そのうち客」向けの広告
緊急性はないが
気になる課題があり関連サイトを閲覧している段階
SNS広告ニーズが潜在的
・将来お客様になる可能性が高い「まだまだ客」向け
将来的に商品やサービスが必要になることにまだ気付いてないので、関連サイトも見ていない段階

上記のように、広告によってニーズの度合いが異なるため、広告をクリックするユーザーの心理に合わせたLPを作成することが重要になってきます。

各Web広告とLPを組み合わせる際の重要ポイントをそれぞれ解説していきます。

リスティング広告とLPを組み合わせる際の注意点

リスティング広告は、「検索しているユーザー」に表示させるテキスト形式の広告です。検索エンジンでみずから検索している人は、課題が顕在化しているため購買意欲が高く、「今すぐ○○が欲しい」といったようにニーズが強いのが特徴です。

◎「検索意図の回答」となるようなLPにすること

ユーザーは検索エンジンにキーワードを入れ、その検索結果にリスティング広告が表示されます。

リスティング広告をクリックしたユーザーをコンバージョンに導くためには、「ユーザーがどういった意図で検索したか?」をしっかり考え、その回答となるLPにする必要があります。LPに回答が書かれていないと、ユーザーはすぐに離脱します。

良い例を挙げます。

たとえば、「静岡茶 ギフト 人気」で検索するユーザーの検索意図は、時期によっても異なりますが、次のようなものが想定できます。

  • 大切な人やお世話になった人に、美味しい静岡茶を贈りたい
  • 人気があって口コミが高い静岡茶はどれだろう
  • 送料はかかるかな?無料だとうれしい
  • できれば即日発送してくれると助かる(お歳暮で急いでる場合など)

上記はほんの一例です。検索意図を考えたら、表現方法に注意しつつLPのキャッチコピーや本文で、的確に検索意図に回答していきます。

たとえば、

「日本茶AWARD大賞受賞の煎茶!」←お茶の品質についての回答

「楽天市場で500,000個突破!」←人気の有無についての回答

「初回のご注文は送料無料」←送料についての回答

「15時までのご注文で即日発送可能」←発送についての回答

こういった明確な表現で伝えていきます。

◎「今すぐ客」に必要な情報をすべて「ファーストビュー」に入れる

前述したとおり、リスティング広告をクリックするユーザーは「今すぐ客」です。できるだけ早く課題を解決したいと思っているため、ファーストビューのキャッチコピーやメインビジュアルの最直下にCTAボタンを配置するのを忘れないようにしてください。

PC・スマホ共に、画面をスクロールしなくても、CTAボタンが表示されるように配慮します。

また、「今すぐ問い合わせたい」というニーズを逃さないために、ファーストビューの上部右側には、お問い合わせボタンや電話番号といった「レスポンシブデバイス」を設置しましょう。

【今すぐ客に必要な情報を満たすファーストビューの例】

品川近視クリニックのファーストビュー
画像引用:品川近視クリニック

ディスプレイ広告とLPを組み合わせる際の注意点

ディスプレイ広告は、関連サイトを見ているユーザーや、過去に自社サイトを訪問したことがあるユーザーなどに表示させる画像タイプの広告です。

主に、認知拡大や興味関心を持ってもらうことを目的として利用します。

ディスプレイ広告が表示されるユーザーは、潜在的なニーズはあるものの、ニーズをはっきり把握できていないため、ニーズを言語化できていないのが特徴です。言語化できていないので、検索もしていない段階です。

◎まずはニーズを思い出してもらう

「そのうち客」の多くはニーズを言語化できていないため、まず最初に、忘れてしまっているニーズを思い出してもらう必要があります。

ファーストビューのキャッチコピーの表現としては、

 「○○でお悩みの方へ」「40代になってから○○ではないですか?」
 「夏までに○キロやせたい!」「○○よりも△△」

……などのように、潜在ニーズを顕在化させる文言がふさわしいです。

【そのうち客にニーズを思い出してもらうファーストビューの例】

P.G.C.D.のファーストビュー
画像引用:P.G.C.D. JAPAN, Inc.

◎「ボディー」の作り方に注意!

「今すぐ客」と異なり、「そのうち客」は差し迫った必要性をまだ感じていません。よって、LPの「ボディー」部分は、ユーザーを説得することを意識して作成しましょう。

商品やサービスの必要性を喚起するだけでなく、他社と自社を比較する表を掲載したり、お客様の声や導入事例を紹介したりと、信頼感を獲得する内容を含めるようにします。

SNS広告とLPを組み合わせる際の注意点

SNS広告は、TwitterやFacebookといったSNSの画面に露出させる広告で、居住エリアや年齢・性別、学歴というように細かなターゲティングができるのが特徴です。

SNS広告は、主に認知拡大を目的として利用され、SNS広告のターゲットとなるユーザーは、現時点ではまだ商品やサービスを必要としていない「まだまだ客」です。

◎「まだまだ客」のLPはコンバージョンのハードルを低く設定しよう

SNS広告を見ることになるユーザーは、まだ商品・サービスを必要としていないので、「未来のお客様」ととらえ、資料請求・資料ダウンロードなどのように、比較的アクションのハードルが低いものをコンバージョンに設定します。

◎プッシュ感の強いLPにならないように注意!

「まだまだ客」には、強いセールストークは向きません。「今すぐ買いたい」「今すぐ行きたい」とは全く思っていないので、「今すぐ客」に向けたLPのようにならないよう注意が必要です。

13. まとめ

最後に、本記事で解説してきた「ランディングページ(LP)の基礎知識」についてまとめます。

ランディングページとは?

  • Web広告をクリックした時のリンク先ページのこと
  • 商品購入や申し込みといったコンバージョンを目的として作られる
  • 特徴は次の4つです
    • 「①Web広告と組み合わせて運用」
    • 「②縦長のレイアウト」
    • 「③目立つデザイン・色味」
    • 「④他ページへのリンクは少ない」

ランディングページが必要とされる理由は、次の通りです。

  • LPはコンバージョンだけを目的としているため、売り上げアップに重要な役割を担う
  • LPは売り上げに直結し、幅広いユーザーニーズにも対応できるため

ランディングページの作り方の手順、運用ポイントは次の通りです。

【作り方の手順・3ステップ】

STEP
ターゲット・ペルソナの明確化
STEP
フォーマットに沿って構成案を作成
STEP
制作&実装

【効果的に運用するポイント3つ】

  1. A/Bテストを実施する
  2. 分析ツールでユーザー行動を分析する
  3. 適切なタイミングで改善を実施する

LPの流入元となる主なWeb広告とLP制作時の注意点は?

スクロールできます
LP制作時の注意点
リスティング広告検索意図の回答となるLPにする
○ファーストビューに「今すぐ客」が必要とする要素を必ず入れる(CTAボタン、レスポンシブデバイスなど)
ディスプレイ広告○まずはニーズを思い出してもらう
ボディーで説得することを忘れずに
SNS広告○コンバージョンのハードルを下げる(資料請求・eBookダウンロードなど)
強いセールスはしないこと

リスティング広告とLPの組み合わせは、売り上げに直結する施策です。

「LPを導入したいが、社内で制作できる人がいない」「すでにLPを実施しているが効果が感じられない」といったお悩みを抱えている方は、ぜひ1度弊社までご相談ください。

私たちサンロフトは、地方中小企業のためのデジタルマーケティング専門会社です。Webサイト改善や広告運用といった部分的な施策の実行だけでなく、戦略立案や組織体制づくりまでの一貫したサポートを行っています。ぜひご活用ください。

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