
先日、客先で会議用モニターとメディアプレーヤーを活用したデジタルサイネージと、「Google Workspace」の導入研修をしました。新年度を迎えるにあたり、社内研修や情報発信機会が多くなる時期。今回は社内マニュアルやインフォメーションの作成についてお話しします。(広報・マーケティング部 鈴木)
会議用モニターをデジタルサイネージとしても有効活用
オンライン会議が増えたことで広まった大型会議用モニター。(図1)モニターを導入することで、オンライン会議の参加者の表情や資料がぐんと見やすくなります。「見やすさ」は「伝わりやすさ」に直結し、それだけでコミュニケーションの精度も向上します。
これがスタンド式であれば、移動して利用範囲が広がります。「メディアプレーヤー」(図2)を接続すると、SDカードやUSBメモリ内に収めた動画や写真などのデータを再生でき、デジタルサイネージとして活用が可能に。2万円前後で買える、手のひらサイズの周辺機器が新たな価値を創造してくれるのです。社内外に周知・啓発したい情報の発信に活かせます。
- 図1:サンワサプライ モニタースタンド「CR-PL30BK」
- 図2:サンワサプライ メディアプレーヤー「MED-PL4K101」
日常に役立つコンテンツ生成と収集を気軽に
デジタルサイネージの環境ができたら、コンテンツが必要になります。最近ではカメラの性能が高いスマホを持ち歩いたり、SNSを楽しんだりする人も多く、写真や動画などの素材は豊富にあるのではないでしょうか。また、「Canva」(https://www.canva.com/)などのデザインを簡単に施せるアプリも身近になりました。
今回の研修ではGoogle Workspaceの環境だったため、動画作成アプリ「Google Vids」で動画をつくったり(Vidsの紹介はこちら)、Googleスライドで作成したスライドを「JPG」や「PNG」で書き出したりする方法を紹介しました。(図3)日頃ビジネスで利用しているツールでも、コンテンツをつくることができます。
あわせて、研修資料は「PowerPoint」で作成し、それをGoogleドライブにて共有しました。Microsoftオフィスのファイル資産の多くが活用できるのもGoogleドライブの利点です。PowerPointのファイルを保存するとき、ファイルの種類を指定することで、スライドデータを動画や画像に変換できます。印刷して配付したり、動画で提供したり、ひとつのファイルの保存形式を変えて活用の幅を広げることもできます。(図4)
最後に、今回テキストを作成するために導入機器の情報をWeb検索していたとき、サンワサプライのWebサイトには、画像ダウンロード機能があることを初めて知りました。この親切な機能に助けられ、資料の作成がはかどりました。(図5)
このように、研修資料や社内環境の利用マニュアル、来客へのインフォメーションなど、日常生活に役立つコンテンツの作成と情報発信を気軽に実践し、成果物を収集することで、「伝え方」を工夫したり、情報管理のありかたを見直したりすることができます。
サンロフト社員より

広報・マーケティング部
鈴木あゆみ
今回、Google Workspaceを久しぶりにチェックしたところ、動画編集アプリ「Vids」や生成AI「Gemini」などが加わっていて新鮮でした。ツールはどんどん進化しているので、ついていかなければならないですね。その一方で、従来からある機能の利活用も意外とできていなかったという反省もありました。新しい機能だけに注目するのではなく、実務の流れを見直す視点を大切にしたいものです。
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