ユヴァル・ノア・ハラリ
河出書房新社、¥2,200(税込)
私たち人類は、発明や発見を通じて大きな力を手にしてきました。しかし、いま生態系の崩壊や戦争といった危機に直面しています。情報にあふれた現代に生きながら、なぜ賢いヒト(ホモ・サピエンス)は自滅的な選択をしてしまうのでしょうか。この問いに対し、歴史学者であり、世界的ベストセラー『サピエンス全史』を執筆した著者が、「情報ネットワーク」の歴史をひもときながら迫ります。上巻のテーマは「人間のネットワーク」。石器時代からデジタル・AI時代に至るまで、人類がどのように強くつながり、社会を動かす力を生み出してきたかをつづります。AIやテクノロジーが急速に進化する昨今、これからの社会を考える手がかりになりそうです。