OpenAIが提供する対話型AIチャットサービス「ChatGPT」。2022年のリリース以降、アップデートや新機能追加を重ね、1度は使ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。AIに質問すると多様な答えを返してくれ、調べものや文章作成、アイデア出しなど、幅広い場面で活用できます。今回ご紹介するのは、2025年にリリースされた「Deep Research」という機能です。
ChatGPTのメッセージ入力欄左側にある「+」メニューは押したことありますか? ここには、学生向けに最近リリースされた学習モード「あらゆる学びをサポート」や「画像を作成する」など、いくつかの機能が並んでいます。中でも業務効率化に役立つのは「Deep Research(深掘り調査)」。これは、ChatGPTに調べてほしいテーマを1つ伝えるだけで、ネット上の情報をもとに、引用元つきのレポートを自動で作成してくれる便利な機能です。
まずは、OpenAI社の ChatGPT 公式サイト(https://chat.openai.com/)にアクセスします。メッセージ入力欄に調べたいことを書き込み、左側の「+」メニューから「Deep Research」を選択して送信。ChatGPTから質問があれば、調べたいことをより具体化して回答しましょう。すぐに自動で調査が始まり、数分~30分程度で回答を得られます。
- 調べたいことを入力し、「+」メニューから「Deep Research」を選択する
- ChatGPTから質問があれば、テーマをより具体化して回答。自動で調査が始まる
調査結果は、信頼できる引用元を明記したうえで、複数の情報を要約し、見出しや表などで整理された読みやすいレポートとして提示されます。引用元のリンクをクリックすると参考にした記事やサイトに飛び、調査結果の下部にある「情報源」を押すと引用元の一覧が表示できます。
- 調査結果は引用元つきで表示。引用元をクリックすると参考にした記事やサイトに飛ぶ
- 「情報源」を押すと右側に一覧が表示される
ビジネスの現場では、例えば競合の動向や商材の活用事例などを調べたいときに力を発揮しそうです。普段ならいくつものサイトを行き来して調べるような内容も、Deep Researchならテーマを伝えるだけで、詳細情報を収集可能。ChatGPTが情報を探している間に、別の作業に集中できます。忙しくて調べ物に手が回らないときにおすすめの機能です。