
2025年11月7日(金)、サンロフトが企画・運営を務める「IT経営フォーラム2025」(主催:焼津商工会議所・しずおか焼津信用金庫)が焼津文化会館で開催されます。今回のテーマは「AIにおける中小企業の未来について」。AIの未来像、人的資本経営、Web3、災害時のDXといった幅広いテーマの講座を予定しています。ビジネスの第一線で活躍する講師や企業と、新時代のビジネス戦略を一緒に学びませんか?
【基調講演】まだまだ進化するAI人工知能の世界 生成AIからAIエージェント、そしてその先へ

日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員エバンジェリスト
西脇 資哲氏
生成AIの登場をきっかけにAI活用は各業界に急速に広がりつつあります。本講演では、業務効率化や創造性向上などの実例を紹介しながら、生成AIの進化と応用を解説。さらに、次なる潮流である「AIエージェント」や現実空間と連動する「フィジカルAI」にも注目し、AIの未来像を描きます。タイトル通り「その先」へと向かうAIの可能性など最新動向を紹介します。
【第1講座】体験資産経営 ~AI活用で多様な体験を組織の価値に~

あまねキャリア株式会社 CEO
沢渡 あまね氏
社員の多様な体験は企業の未来を変える資産である。社員一人ひとりの多様な体験や学びをデータとして蓄積し、デジタルツールを活用して可視化した体験資産データを企業経営や組織運営に活かすこの手法は、人的資本経営の一形態として注目されています。実際に企業におけるPoC(概念実証)では、体験資産経営データベースに社員の日々の体験を構造化したデータとして蓄積し、組織の学習促進や人材開発に効果を発揮し始めています。本セッションでは、体験資産経営の基本からIT活用による実践事例までを語ります。人材開発や組織開発に取り組む方に必見の内容です。
【第2講座】地域の未来へ向けて ~Web3活用した新しい価値の創造~

株式会社クレアファーム 代表取締役
西村 やす子氏
静岡県中部地区でオリーブ農園を起点に、農業・食・観光をつなぐ「地域経済圏づくり」に取り組んでいる「クレアファーム」。農産物を活かした商品開発や、農園そのものを観光資源として磨き上げる試みを続ける中で、近年はWeb3の技術にも注目しているようです。 Web3は単なるファンコミュニティの形成にとどまらず、共感をベースにしたマーケティング、さらには資金調達の新しい仕組みとしても大きな可能性を秘めています。地域の人々、企業、そして全国のファンを巻き込みながら、農園から広がる新しい経済の形をどのように描いているのか。その実践事例と、これからの展望を話します。
【特別講演】被災者、そして支援者として気付いた 能登半島地震 できたDX、できなかったDX

公益財団法人ほくりくみらい基金 理事
野水 克也氏
輪島で元旦にのんびりしていたときに起きた大地震。わずか1分で家は全壊し、インフラもすべて喪失、そこから怒涛の1年間がはじまりました。避難所の設営と二次避難、住所を転々としながらの被災地支援。支援団体の役員としてとIT企業の災害支援チームのメンバーとして、官民同時に支援していた野水氏は、ときには支援を受けながら奥能登を駆け回りました。たくさんの人や物資が入ってくる一方、現場は混乱しそれらがきちんと活用されず、改善しようと微力を尽くしたものの、今回には間に合わずに悔しい思いをしたことも数しれず。机上の計画と毎週変わる支援メンバーの混成チームでの活動はどうやったらきちんと回ったのか、反省と今後への提案を含めて語られます。
サンロフト専務の声

代表取締役専務 山田尚子
今年のIT経営フォーラムは、昨年の参加者の皆さまからのご要望にお応えし、3年連続でマイクロソフト(株)の西脇様にご登壇いただくことになりました。2025年は「AIエージェント元年」とも言われる年。AIが自ら考え、行動を補助してくれる“次世代のAI活用”が注目を集めています。AIのさらなる進化を学べる貴重な機会です。また、特別講演では、能登半島地震で被災され復興支援に取り組まれている(公財)ほくりくみらい基金の野水様にご登壇いただきます。このほかにも、地元藤枝市でオリーブ農園を営む(株)クレアファームの西村様、そして今注目されている体験資産経営については、あまねキャリア(株)の沢渡様にお話しいただくなど、多彩な顔ぶれとなっています。中小企業がAIやDXを経営に取り入れるための重要な視点について、実践的なお話をいただけます。どうぞお楽しみください!
今月のトピックス最新記事の更新通知は、メールマガジン「サンロフトマガジン」をご利用ください。 |