テクノロジーという言葉で真っ先に思い出すのは、小学生の頃に見たSL列車「ポンパ号」です。 ポンパ号とは、日立のカラーテレビ「ポンパ」を展示するために列車内を改造した国鉄の車両。1970年、この車両が全国を巡りました。
今のテレビは、スイッチを点ければ瞬時に映像が流れるのが当たり前ですが、「ポンパ」が登場する前のテレビは、スイッチを入れても全然映像が出ませんでした。1分間ほど“ボワーン”とぼやけた画像を見て、映像が流れるのを待ち続けなければならなかったのです。
母親に連れられて見に行った、日立のカラーテレビ「ポンパ」と動くショールーム「ポンパ号」の記憶は、未だに鮮明に覚えています。スイッチを入れた瞬間に映像が現れ、鮮やかな画面に心躍りました。 弊社も子どもたちの記憶に残るようなテクノロジーで、社会と世界に貢献できるような企業になっていきたいと強く感じています。
【執筆】株式会社ニューイング 事業統括本部 柳町雅志 北海道のテレビ局、製麺会社のマレーシア工場代表を経て、6月より弊社グループ会社で取締役本部長を務める。 |