発表直後から、論文の記述に問題があると指摘され、研究の不正の疑いがかかってしまったSTAP細胞の騒動。研究論文内で、他人の文章をあたかも自分のオリジナルであるかのように、コピペ(コピー・アンド・ペースト)したと思われる文章が、大量に盛り込まれていたことも疑惑を深めました。
コピペの問題は、大学生の課題レポートなどではよくある話のようで、多くの教授たちが悩んでいます。しかし、この問題は教育機関の論文に限った話ではありません。Webサイト上のコンテンツでも、あたかも自分が記事を書いたかのように他サイトの文章をコピペして掲載しているWebページも存在しています。インターネットによって、膨大な情報が取得でき、さらに個人のコンテンツ配信が容易になった反面、簡単に手に入るがゆえに、誰の情報なのかという認識が薄くなってしまっているのが問題です。
総務省はWebサイト「国民のための情報セキュリティサイト」にて、インターネットの正しい活用方法を公開しています。著作権についての紹介もあり、文章や写真などを無断で使用することについて注意喚起しています。情報の所有者を確認しながら、引用元を明記するなど、適切に対応していきたいものです。
「総務省 国民のための情報セキュリティサイト」
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/