楽しく便利なコミュニケーション手段であるソーシャルメディア。お客様やパートナーとの連絡手段や、会社の公式アカウントでの情報発信など、仕事で活用している例も増えているようです。しかし、投稿された情報の悪用や、アカウントの不正利用(乗っ取り)の被害が増加しており、身近な実例を耳にすることも多くなってきました。こうした世の中の流れを受け、ソーシャルメディア各社では安全に利用するための設定を随時強化しています。FacebookやLINEなど、各ソーシャルメディアの状況を常に確認し、より安全な設定に変更しましょう。
設定状況は、一般的に「設定」や「歯車マーク」にて確認ができます。位置情報、ログイン管理、情報公開の範囲、プロフィールの検索や友達申請の制限などを見直すことで安全性は高まります。できる限りの防衛策を実施しましょう。また、この乗っ取り被害は、複数のサービスで同じIDやパスワードを使いまわすことが原因とも言われています。当てはまる方は、パスワードの見直しを。
様々な対策をしても、「乗っ取り」の被害に遭ってしまう可能性はゼロにはなりません。もしも乗っ取られてしまったら、落ち着いて家族や友人に知らせ、サービス提供各社への報告をして対処を確認しましょう。例えば、LINEの公式サイトでは「問題報告フォーム」が設置されています。このフォームを送信すると、LINEが状況を調査し、対処について指示をしてくれます。同じパスワードで他のサービスも使っている場合は、被害が広がる可能性があるため念のため変更しましょう。
iPhoneアプリの設定方法
「設定-セキュリティ-ログインアラート」で未確認の機器やブラウザーからログインがあったら通知を受けたり、「プライバシー」でつながりを細かく設定したりします。
「設定-アカウント」にて「ログイン許可」をオフにしたり、「プライバシー管理」にて「パスコードロック」や「友だち以外からのメッセージの受信拒否」などを設定したりします。