IPAは8月28日、個人と組織における2020年版の「情報セキュリティ10大脅威」を発表しました。
個人では「スマホ決済の不正利用」が初ランクインにして1位、組織では「標的型攻撃による被害」が昨年に続きトップになりました。また、組織を標的とした注目すべき脅威として、「予期せぬIT基盤の障害に伴う業務停止」が昨年16位から6位に浮上。2013年以来、6年ぶりの復活ランクインとなりました。これは、自然災害やクラウドベンダーの人為的ミスにより、組織が使用しているネットワークやクラウドサービス、データーセンターなどのIT基盤に予期せぬ障害が発生し、長時間にわたりサービスが提供できなくなるケースのこと。サイバー攻撃とは異なるものの、大規模なシステム障害が事業に与える影響の大きさから、BCP(事業継続計画)を見直すことが求められるようになりました。
【情報セキュリティ10大脅威 2020】
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2020.html