
サイバー犯罪やネット上の違法取引に、「ダークウェブ」が悪用されていると聞いたことがありますか?
インターネット上のWebサイトは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで閲覧できる「サーフェイスウェブ」と、それらの検索エンジンでヒットしない「ディープウェブ」に分けられます。「ダークウェブ」は、このディープウェブに含まれる「専用のツール、サービスを使用しなければアクセスできない領域」のこと。ログインを必要としない会員制サイトなど、正規のWebサイトも多く含まれますが、匿名性保持と追跡回避を実現する技術が使用されており不正サイトの設置場所なども特定されないため、違法な取引や犯罪にも使われているそうです。
危険ではないコンテンツが存在するものの、違法性の高い物品や窃取された情報などもやり取りされるダークウェブには、興味本位に近づかないことが重要。加えて、「パスワードを使い回さない」「二要素認証を利用する」といったアカウントの厳重管理や不要になったサービスを解約するなど、ダークウェブを介したサイバー犯罪への対策も不可欠です。