コロナ禍でリモートワークの需要が高まる中、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)とNTT東日本は、緊急対策の実証実験として誰でも簡単に利用できるリモートデスクトップ型「シン・テレワークシステム」を構築し、2020年4月より契約不要・ユーザー登録不要で無償提供を開始。2022年10月26日には、Windows 11対応バージョンを発表しました。
「シン・テレワークシステム」は、オフィスで普段使用しているパソコンをホストサーバーとし、リモートワーク先のパソコンから接続して操作できるようにするシステムです。全ての通信が暗号化されるSSLにより強力に暗号化されるため、安心して利用できます。利用方法は、各パソコンにシステムをインストールして設定。ただし、「Google Chrome」「Safari」などのHTML5対応のWebブラウザーがある場合、リモートワーク先のパソコンへのシステムインストールは不要で、「シン・テレワークシステム HTML5版 Webクライアント」のサイトを用いて接続ができます。
無償提供の継続は決定しており、提供が打ち切られる場合も、6カ月前には告知されるとのこと。新しいワークスタイルの推進が求められる昨今、手軽に環境を整えてくれる心強い味方となりそうです。
【NTT東日本 – IPA「シン・テレワークシステム」公式サイト】 https://telework.cyber.ipa.go.jp/news/