夏休みの時期は、学生のインターンシップや企業訪問の機会が増えます。サンロフトでも、探究学習などを目的に訪れる学生を毎年多く受け入れています。今年は学生に加え、教職員も社会体験活動やインターンシップの一環で来社し、サンロフト社員とITや教育現場について意見を交わしました。今回のトピックスでは、インターンシップの様子や、学校とIT企業という異なる現場で働く先生と社員の間で、どんな話が交わされたのか、その一部を紹介します。
学校現場でのIT活用を考える先生がサンロフトへ
今回サンロフトでは、2名の先生をそれぞれ2日間受け入れました。先生方は、自身の業務効率化をはじめ、エンジニアを目指す子どもたちへの指導、教育・保育現場のICT活用、AIや情報セキュリティなど、さまざまなテーマに関心を持っていました。
サンロフトでは、GIGAスクール構想に伴う学校向け端末のキッティングや、保育現場のICT支援など、教育・保育に関わる事業にも取り組んでいます。そこで今回は、オフィス・工場見学や事業紹介、AIエージェント「BuddieS」の体験に加え、エンジニアや、セキュリティ・保育ICTを担当する社員とのディスカッションを実施しました。互いに普段の業務で感じていることや、学校現場での課題について、ざっくばらんに話し合いました。
- タブレット端末のキッティング工場
- AIエージェント「BuddieS」
- 全国の保育施設に配布する新聞
「学校ではどう活用する?」先生方のITの疑問に社員が回答
先生方からは一般的なITの知識だけでなく、「学校現場ではどう活用できるのか」という視点から具体的な質問が次々と寄せられました。社員にとっても、普段何気なく行っているIT活用やセキュリティ対策について改めて見つめ直すとともに、学校という異なる現場での活用方法を一緒に考えることで、新たな気づきや学びを得る機会となりました。ここでは、その質問と回答を一部紹介します。
Q.不正アクセスからアカウントを守るために、どんな対策をしていますか?
A. MFA(多要素認証)を推奨しています。MFAとは、ID・パスワードだけでなく、ワンタイムパスワードなど、別の認証要素を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。仮にID・パスワードが知られてしまっても、2つ目の認証要素がなければログインできないため、不正アクセスのリスクを低減できます。
Q.社内の情報共有には、どんな仕組みを使っていますか?
A. Microsoft 365をはじめ、自社開発の日報システム「nanoty」などのツールを活用しています。日報は、社員が日々の業務内容を投稿し、お互いに読み合うことで、普段は関わる機会の少ない社員の仕事を知るきっかけになります。さらに、nanotyの一機能である「サンクスコイン」では、感謝のメッセージとともに、社内カフェで利用できるコインを送ることができます。
また、日報の内容をもとに社員が気になる話題を取り上げる「社内ラジオ」や、AIを活用して社員の日報を週単位でまとめて発信する「日報ラジオ」もあります。単に情報を伝えるだけでなく、社員同士がお互いの仕事を知ったり、つながりを深めたりするきっかけにもなっています。
Q.社員がITリテラシーを高めるために、どんな取り組みをしていますか?
A. サンロフトは、個人情報を適切に取り扱う事業者に付与される「プライバシーマーク」を取得しており、社員への定期的な教育を実施しています。個人情報の保護について学んだ後、クイズ形式のテストを行い、知識の定着を図っています。
さらに、情報セキュリティ担当社員がお知らせや啓発を随時nanoty内の掲示板に掲載しています。毎日社員が日報を書くために使うツール上でお知らせすることで、日常的にセキュリティ情報に触れることができます。学校現場では、すでにある情報共有の仕組みを活用する方法もあります。例えば、職員が普段から目を通している回覧文書に情報を添えるなど、必ずしも新たなITツールを導入する必要はありません。
こうした意見交換を通じて、一人の先生からは「聞きたいことを全部聞こうと思っていると、もっと聞きたいことがあふれてきました。学校に持ち帰る材料をたくさんいただき、大きな財産になりました。今回の学びを学校に還元していきたいです」との感想をいただきました。
また、もう一人の先生は、学んだことや感じたことをデザインツールでまとめてくれました。詳細はサンロフトのInstagramで紹介しています。
一緒に考えることで、見えてくるもの
今回、教職員の方々とお話しする中で、私たち自身も改めて感じたことがあります。それは、現場の方々が求めているのは、最新の技術や知識をただ知ることだけではなく、「それを自分たちの現場ではどう生かせるのか」「実際に取り入れるにはどうしたらいいのか」を一緒に考える場なのではないかということです。今回のディスカッションでも、話していくうちに質問が次々と生まれ、それぞれの現場に合った方法を探っていくことができました。
最近サンロフトでは、大規模なセミナーだけでなく、企業ごとの規模や課題に合わせたIT研修のご依頼も増えており、IT活用について学びたいというニーズの高まりを感じています。社内報へのITコラムの寄稿や、本年度から始まった事業者デジタル支援窓口など、IT活用の支援もさまざまな形に広がっています。
今回の教職員インターンシップも、そうした「現場に合わせて一緒に考える」機会のひとつとなりました。これからも、それぞれの現場の声に耳を傾けながら、ITを身近に生かすためのお手伝いをしていきたいと思います。IT活用について気になることやお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
関連リンク
デジタル化・AI活用を無料でサポート!「事業者デジタル支援窓口」のご案内
|
今月のトピックス最新記事の更新通知は、メールマガジン「サンロフトマガジン」をご利用ください。 |







