テレワークの普及により、多くの企業では安全にデータのやり取りをするために、VPN通信を利用しています。
VPNとは、「Virtual Private Network」の略で、インターネット上に仮想の専用線を設定することで、特定の人のみが利用できる専用ネットワークのこと。本社や支社などの接続したい拠点に専用のルーターを設置することで、社員がテレワーク先からでも、社内サーバーやシステムへアクセスできます。やり取りするデータは盗聴や改ざんなどができないように、暗号化されるため、情報漏洩のリスクを軽減することにつながります。
しかし、メリットばかりではなく、デメリットもあります。VPNの種類によって、セキュリティのレベルに差があるため、情報漏洩のリスクが完全にないとは言えません。さらに、フリーWi-Fiをはじめとした公衆回線を利用するインターネットVPNは通信速度が一定ではなく、時間帯によっては極端に遅くなることもあります。
テレワークが推奨される中、VPN通信は多様化する働き方に対応するためにも欠かせないものです。メリット・デメリットを理解した上で、自社に合ったVPNを導入しましょう。
【ICT Digital Column】
https://www.nttpc.co.jp/column/network/whats_vpn.html?fbclid=IwAR1JA2h5-5kh-6PCX5rEyAPmIZA5LjJndQ84FEX3oH1JHQLw5ZP64SMqo-g