毎日膨大な情報があふれる現代、必要な情報を必要な人に届けるために、中小企業におけるデジタルマーケティングが重要性を増しています。今回は、近年のSEO対策で見られる「指名検索」について紹介します。
デジタルマーケティング
WebサイトやSNS、メールなど、さまざまなデジタルメディアを活用したマーケティング手法。
WebサイトやSNSの運用をはじめ、メール配信、動画活用、デジタル広告、SEO対策、アクセス解析など、多岐にわたるデジタルマーケティング。中でも、デジタル広告やSEOによる検索対策は、Web集客において重要な施策です。
この時、意識しておきたいのが、「指名検索」という考え方。指名検索は企業名・商品名・サービス名・ブランド名などの指名キーワードで検索することです。
指名検索と一般検索の違い | |
指名検索 |
興味がある企業名や欲しい商品名を認知しており、 |
一般検索 | 具体的な企業や欲しい商品を認知しておらず、 CV(申し込み・購入)に遠いフェーズのユーザーの検索行動。 例)「印刷会社 焼津」、「ビジネスバッグ メンズ 40代」など具体的な名前を知らない |
例えば「ユニクロ」「ヒートテック」などで検索するユーザーは、すでにブランドや商品、企業のことを認知し、興味関心を持っています。つまり、指名検索数が増えると、購買意欲の高いユーザーが集まり、収益率があがるということです。最近は、Webサイトの「コンテンツの品質と量」や「被リンク」に加え、指名検索数も検索結果に影響するようになり、SEO対策に欠かせない要素になっています。
まずは、Googleアナリティクスなどを使い、自社サイトが「どんな指名キーワードでどのくらい検索されているか?」「指名キーワードが十分、かつ適切に含まれているか?」など現状を把握しましょう。
指名検索数アップには、自社や商品名の認知活動が必須。デジタルマーケティングにおいては、SNS運用や、良質なコンテンツづくり、メルマガ配信などで露出を増やし、興味を持ってくれた人と継続的なつながりを持ちましょう。自社を覚えておいてもらうことで、将来的に指名検索につながる確率が高まります。
※会社・商品・
広告配信で機会損失を防ぐ
ただ、指名検索が増えても、検索時に自社商品と似た商品名や、同業他社が検索結果に表示されては自社サイトを見つけてもらえません。検索結果は、メディアやSNS、他社の広告掲載の影響を受けやすく、下位表示のページをSEO対策で上位に反映させるには、数カ月の時間を要します。
こうした機会損失を防ぐには、リスティング広告(検索語句に連動した広告)を使った「指名キーワードでの広告配信」が有効です。リスティング広告は、SEOなどの中長期的な施策に比べ即効性があり、数日で配信可能。そのため、指名検索でうまく上位表示されない場合にも、意図したページを短期間で目立つ位置に掲載できます。自社サイトが適切に表示されるよう改善し、指名検索でWeb集客の成果を高めましょう。
サンロフト社員より
指名検索を増やす前に必ずすべきことは、自社サイトの現状把握です。Googleアナリティクスで指名キーワードを確認したり、検索キーワードとサイトの関連性を強めたり、Webサイトがしっかりと目的に沿った構成になっているか把握したりすることが重要な工程になります。しかし、中小企業ではサイト改善にくわしい人材がいない、サイト改善まで手がまわらないなどのケースもあります。「指名検索を増やして収益率をアップさせたい」「指名検索で1位に表示させたい」という皆様は、Webサイトまたはお電話にてご相談ください!