スマホの普及により、行動履歴や利用履歴など企業が取得できるデータはさらに増加し、ユーザーとのつながりを強化するデジタルマーケティングの存在は欠かせなくなりました。こうした中、サンロフトはSB C&S(株)と共同で「これからはじめるWeb活用! サイトの運営・集客のコツを学べるセミナー」を企画。今回は予告編ということで、セミナーで解説予定のデジタルマーケティングをはじめる際の基本をピックアップして紹介します。
ユーザーの行動を意識して、Web施策を考えよう
STEP1:ターゲットを明確にしよう
まずは、右図の要素を参考に、誰に届けるのかを明確にしましょう。「静岡県の30代女性」のように年齢・地域・性別といった属性よりも、「何をしてほしいのか?」「どんな課題を持っているのか?」など、顧客のニーズまで含めてターゲットを絞っていくと、より届きやすい訴求文の作成や媒体の選定がしやすくなります。
STEP2:何を届けるのかを考えよう
次に、設定したターゲットが求める提供価値を考えましょう。情報があふれる時代だからこそ、自分に今必要な情報だと思ってもらうには、打ち出すマーケティングメッセージが重要です。商品の魅力を語る言葉をたくさん盛り込むよりも、ユーザーの課題に直結するようなキーワードを目立たせる、簡潔にまとめる、差別化要素を上げるなど、発信する内容を尖らせて集客しましょう。
STEP3:提供媒体を選定しよう
提供媒体を選定しよう 最後に、どの媒体でアプローチするかを決めましょう。検索エンジンやInstagram、YouTubeなど様々な選択肢がある中で、「潜在顧客が普段見ているSNSは?」「何を検索しているか?」など顧客行動をもとに考えていきます。インターネット広告も効果的で、その中で最も取り組まれているのは検索広告です。最近は、位置情報を活用したフリーWi-Fiでの集客手法も登場しています。
Webでの消費活動が高まる今、デジタルマーケティングに力を入れる中小企業も増えてきました。Web施策を打ち出す前に、まずはターゲットユーザーの理解から始めましょう。その上で、取得した顧客データなどをもとに、施策の検証を繰り返していくことが大切です。すでに実践している方も、Web活用についてセオリーを整理してみてはいかがでしょうか?
サンロフト社員より
Web活用が上手な担当者さんの共通点は、「まずはやってみる」「ふりかえる」といった習慣があるということです。プラットフォームの進化に伴い手軽に取り組めることも増えたことから、まずやってみることでWeb活用の幅を生み出すことができます。また、そうした活動に対し、「効果が得られているか?」「もっと良い方法はないか?」とふりかえることで、事業を成長させていく精度を高めています。今回のウェビナーは、Webサイトの活用、マーケティングの考え方、最先端の広告と、網羅的にWeb活用に必要なことを解説予定。皆さんの「まずはやってみよう」が見つけられるとうれしいです。
CMO(マーケティング事業責任者)永井 浩由