IPA(情報処理推進機構)は、パソコンのブラウザ画面に偽のセキュリティ警告が表示される相談件数が2023年5月に過去最高を記録したと公表。実際の手口を知り、社内の啓蒙や対策に役立てましょう。
この偽セキュリティ警告(別名:サポート詐欺)は、パソコンでインターネット閲覧中に本物に見せかけたセキュリティ警告と電話番号などが表示され、電話をかけるとサポートのためにコンビニへプリペイドカードを購入に行かせてカード番号を入力させることで代金を詐取したり、遠隔操作するソフトをダウンロードさせたりします。この偽の画面には、実在する企業やサービスロゴを表示したり、パソコン内のデータが外部へ流出しているように見せたり、焦燥感あおる表現が目立ちます。大音量で警告音を鳴らすケースもありますが、焦らずにパソコンの音量を下げましょう。もしも、警告表示された時に、Altキーを押しながらF4キーを押して、ウィンドウを強制終了させることができれば特に心配しなくて大丈夫です。
いずれにしても、偽セキュリティ警告が表示されたら、すぐにシステム担当者や上司に相談し、独自対処で電話をかけたり、ソフトをダウンロードしたりしないようにしましょう。
【関連リンク】https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2023/mgdayori20230711.html
情報提供:モバイル・セキュリティ事業部 藁科