「これをあなたに読んでほしい」。それは編集の仕事に携わっていた当時、上司にあたる方から贈っていただいた本で、仕事に関係する本でした。仕事に関係するといっても、実践的なハウツー本ではなく、何かを伝えるときに大切な物語の構造を紐解く本。その人の思考に少しでも近づきたいと思っていた私は、自分でも驚くほどうれしく感じたのを覚えています。
ギフトとしての本には、贈る人からのメッセージが込められています。本の選定にはその人の価値観が表れるので、贈る人からしたら勇気のいることかもしれません。だからこそ、このとき本と一緒に贈っていただいたエールは心に響いて、今も私を支えてくれているんだなと思います。
【執筆】広報・マーケティング部 服部 由実 2017年入社。自社の広報や採用活動を担当する傍ら、地域のライター育成やIT専門紙の制作に携わる。 |