11月19日、サンロフトの地元にある焼津文化会館にて、今年で7回目を迎えた「IT経営フォーラム」が開かれました。今や、IT活用の巧拙で地域間や企業間の格差が鮮明になる時代。地元はもちろん、県内外から100名を超える経営者・ビジネスマンにご来場いただき、地域発展や企業成長における「デジタルシフト」の必要性とその速やかな対応への意識を高める場となりました。
特別講演
「中国に学ぶ! キャッシュレス化によるローカルビジネスの大変革」
アリババ株式会社 社長室 新規事業開発担当部長
アント フィナンシャル ジャパン 執行役員
小滝 浩哉 氏
スマホユーザーの決済利用率80%以上を誇るキャッシュレス先進国・中国。スマホ決済を導入する実店舗も増え、これに関連した店舗運営のデジタル化は、地域ごとの消費特性の分析や商品構成の最適化など、ローカルビジネスに変革をもたらしています。小滝氏の「Eコマースと従来の実店舗が共存できる未来をつくる」という言葉に、来場者は深く頷いていました。
第1講座「AIと最新テクノロジーが創り出す30年後の脅威の世界」
富士通株式会社 理事 首席エバンジェリスト 中山 五輪男 氏
30年後に到来すると言われているシンギュラリティの世界についてお話いただきました。オンラインを前提としたアフターデジタルの考え方やDXの実現が企業成長の重要なテーマとなりそうです。
第2講座「海外の先進事例から学ぶ! 中小企業をアップデート
する方法」
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント 斉藤 芳宜 氏
Amazonをはじめとした海外5社の先進事例を踏まえ、デジタル時代における自社の再定義の必要性や中小企業がビジネスモデルをアップデートするための10のポイントをお話いただきました。
第3講座「5G時代のビジネス協創に向けた取組み
-様々なパートナー様と創る未来-」
株式会社NTTドコモ
5G・IoTソリューション推進室担当部長 小泉 耕二 氏
次世代の通信基盤である5Gがもたらす産業への影響や社会課題解決の可能性について、事例とともにお話いただきました。建築、医療、インフラなど、近未来の生活を想像する場となりました。