今、注目度が急速に高まっている「メタバース」。先日、藤枝ICTコンソーシアム主催の「メタバース体験商談会」が開催され、サンロフトも出展企業として参加しました。今回は、その体験記をお届けします。
メタバース
アバターを介して、人の交流や経済活動が生まれる、インターネット上の仮想空間。
インターネット上の仮想空間をアバター(自分の分身)で自由に動き回り、ほかのユーザーとのコミュニケーションやアクティビティを楽しめる「メタバース」。リアルな交流が難しい今、メタバースやVRを活用したイベント、オフィス、マーケットは、オンライン上でよりリアルに近い体験ができるとして注目されています。
メタバースのプラットフォームには、VRゴーグルを着用して没入感を楽しめる「VRChat」や、Meta(旧Facebook)発の「Horizon Workroom」、URLから参加できる「めちゃバース」など様々。
今回のメタバース体験商談会は、VRゴーグルなどの専門的な環境が要らず、登録無料で使える「GAIA TOWN(ガイアタウン)」で開催。現実の世界と同様、無料エリアはいつでも自由に出入りな街として存在しています。
- GAIATOWNの入り口
- 会場となったMAIN HALL
街や会場を歩いていると、「相手がいる方向」から人の声が聞こえてきます。そこで聞こえてきた会話に加わったり、普段関わりのない企業や人と出会ったり、コロナにより減った「偶発的なコミュニケーション」が生まれていたのが印象的でした。
展示会場には、藤枝ICTコンソーシアムの会員企業10社がブースを構えました。サンロフトは、自社サービスの日報SNS「nanoty」や、地元企業と求職者をつなぐマッチング事業の紹介のほか、自社に縁のある物販を実施。出展準備は、自社ブースの展示画面前に立ち、Webサイトや動画、PowerPointなどをアップロードすれば数十秒で完了。思いのほか簡単にできました。
- 自社ブースに展示する資料は、数十秒でアップロード完了
- 集まって自然に会話することも
- ブース内の人とだけ話すことも可能
また、ブースやテーブルなど、青いサークルで囲まれた空間では、特定の人とのみ話すことができます。外に会話が漏れることがなく、「誰とでも話せるだけでなく、誰かと話し込むこともできるのは、リアルに近いものを感じた」という参加者もいました。こうして、オンラインで出会った人との接点を次につなげていくためには、オンライン名刺交換も必須となりそうです。
米国調査会社Emergen Researchによると、世界のメタバース市場は、2028年に8,289億ドルに成長する見込みとのこと。まだまだ発展途上の概念・技術ですが、仮想空間での新たなコミュニケーションや消費活動には期待が集まっています。まずは体験してみて、活用の可能性を考えてみませんか?
藤枝ICTコンソーシアムより

GAIA TOWN内
藤枝ICTコンソーシアムフロア
コロナ禍において、直接会えない状況が長引く中、Web会議では生まれない偶然の出会いや交流の場をICTを活用してつくれないか? そこが、今回の企画の出発点でした。まずは会員同士で交流しながら活用の輪を広げていけたらと思います。GAIA TOWNは公式サイトより無料でインストール可能。また、藤枝ICTコンソーシアム会員の希望者は、GAIA TOWN内の専用フロアも利用できます(2022年3月中)。ご興味のある皆さまは、藤枝ICTコンソーシアムまでお問い合わせください。
【お問い合わせ】☎054-639-7164(地域DX推進担当:青柳)