コンピューターウイルスの対策と言えば、アンチウイルスソフトの導入が一般的です。しかし、ひとつのソフトにおけるウイルスのデータベースには限りがあり、複数のソフトを入れるとパソコンの不具合に繋がる恐れがあります。そこで、おすすめするのがGoogleが無料で提供するWebサイト「VirusTotal(ウイルストータル)」です。インストールが不要で、数十個のセキュリティソフトのデータベースからマルウェアやフィッシングを検査できます。
検査方法は簡単で、安全性を調べたいサイトのURLで検索したり、ファイルをアップロードしたりするだけ。結果一覧が表示され、危険性がある場合は、赤いマークで示してくれます。緑の「Clean(問題ない)」か「Undetected(検出されない)」が表示されたら、安全性が高いと言えます。ただし、検査のためアップロードしたファイルは、有料会員であれば誰でもダウンロードして参照することができるため、情報漏洩には注意しましょう。
ウイルス感染の多くは、メールやWebサイトの閲覧がきっかけです。「VirusTotal」はウイルスを除去するものではありませんが、閲覧前のひと手間でウイルスを早期発見する、有効な手段となりそうです。
【VirusTotal(ウイルストータル)】 https://www.virustotal.com/gui/home/upload