Apple、Google、MicrosoftがFIDO標準のサポート拡大にコミット
「世界パスワードデー」である2022年5月5日、Apple、Google、Microsoftは、パスワードレス認証を拡大させるため、「端末やプラットフォームを超えてサインインできるようにする」と発表しました。
現在、Webサービスの多くが、パスワードによるアカウント管理をしていますが、「覚えやすく簡単なパスワードにする」「パスワードをメモする」というユーザー行動によりパスワード漏洩事件は後を絶ちません。この問題を解決するのが「パスワードレス」です。
「パスワードレス」とはパスワードがなくてもアカウントにサインインできること。最近注目の「FIDO2セキュリティキー」は、パスワード設定が不要で、スマートフォンから、生体認証やPINコードなどによるロック解除だけで、Webサービスのみならず、近くにあるモバイルデバイスまですべて自動的に認証するものです。紛失した場合は、クラウドバックアップから新しいデバイスに同期されるため、再設定は不要。パスワードを入力する機会がぐっと減り、フィッシング詐欺などの対策にもつながります。
誰もが不便に感じていたパスワード管理。この手間が軽減される社会がすぐそこまで来ています。
※標準サポートを2023年に提供予定です。
