新人を迎えた皆さまは、今年はどのような新入社員研修を実施されましたか? サンロフトでは、リアルでの対話を重視しつつも、オンラインを活用し、一人ひとりが主体的に学ぶ機会づくりも意識しました。
質の高いオンライン教育
Web上で手軽に良質な知識を学べるサービスが拡大。企業の研修への活用も進んでいる。
コロナにより、新人研修もオンライン技術が活かされ、多様化しました。クラウドでの資料共有、研修のライブ配信、オンラインコンテンツの活用により、マンネリ化しがちな新人研修に変化をもたらすことができます。
弊社では、電話応対研修が必須です。電話機の使い方や応対フローをまとめた資料はGoogleドライブで共有し、いつでも閲覧・編集できます。ロールプレイングで学んだ後、実践段階で気づくことも多いことから、若手社員が随時更新してくれており、そのノウハウが整理されてきました。固定電話の応対に馴染みのない新人にとって、虎の巻になっているようです。
また、初日から、日報SNS「nanoty」にデビューを果たしますが、これも大事な研修のひとつ。一日を振り返り、感じたことを言語化し、それを全社員に共有します。同期の日報で、自分と異なる視点を学んだり、先輩たちの共感や承認に意欲を高めたりすることが可能。グループで研修を受けていても、感じ方や受け止め方には個人差があります。それぞれの成長ペースに応じるのも、近年の研修では大事になってきました。
今年は社外のナレッジベースも活用。藤枝ICTコンソーシアムが主催する、企業と求職者がともに学びマッチングを目指す「未来型人材育成プロジェクト」の専用SNSで、講座を聴講してもらいました。社外の専門家の講義や、その受講生の感想に学ぶことも刺激になりました。
独自の研修やテキスト・マニュアルなどをライブラリー化することは、効率化やペーパーレス化が進むだけでなく、研修内容や学ぶスタイルを見直す機会にもなります。「御社の人材研修制度は?」と質問する就活生も増えている昨今。新人研修をアップデートしていきたいですね。
サンロフト社員より
今年の新人は5名。4月1日から15日までの11日間が新人研修期間でした。目玉は先輩社員が講師を務めてくれるテーマ別講座です。「商流と業績管理」「データから事実を読み解く手法と思考」「しごとでの報連相に必要なライティングの基本と情報の編集力」「仕事をしながらスキルアップをする方法」「Well-beingの考え方・生き方」などをテーマにしました。現場の実務を早く覚えることはもちろん大事なことですが、それ以上に、私たちはどういう想いで、何を目指してがんばっているのか、ということを伝えていけたらと思っています。