多くの企業が新年度を迎えた4月1日、コロナの感染対策に配慮して入社式などが行われたようです。サンロフトでも入社式と経営方針発表会をオンラインで開催。離れていても一体感を感じる工夫も試みました。
動画活用
動画配信が当たり前になった今、視聴者を惹きつける一工夫が目的を果たす決め手に。
新入社員の船出を祝う入社式、社員のベクトルを合わせる経営方針発表会(キックオフミーティング)は、1年の始まりに行う重要な社内行事です。今年はコロナの感染拡大状況に鑑みて、全社員が同じ会場に集うことを諦め、オンラインで開催することを決めました。ただ、Zoomを使ったオンラインスタイルのイベントにはすっかり慣れてしまい、特別感がありません。そこで、イベントを盛り上げるための工夫を試みました。
当日は、本社屋の商談室を配信本部とし、司会の進行に応じてホスト運営者が社内6会場を中継。部門別に陣取ることで、部門の一体感を演出しました。
- OBS Studioの操作画面
- 配信本部の様子
- 配信画面
そして、Zoomミーティングでの配信と並行してYouTubeライブでも限定公開にて配信をしました。
さらに、配信画面もプログラムや登壇者がわかりやすいように場面に応じて表示方法を工夫。こうした運営を可能にしてくれたのが、オープン・ブロードキャスター・ソフトウェア「OBS Studio」です。これを使うことによって、発表者、スライド、各会場の様子などを場面ごとに切り替え、画面に変化をつけながら配信することができました。
参加者をいかに巻き込むか
YouTube ライブのコメントもリアルタイムで配信画面に表示が可能。新入社員の自己紹介や永年勤続表彰、MVPなどの表彰時には、社員たちがそれぞれのスマホから投稿してくれた温かなコメントが多数寄せられました。
この日の日報には、「よいスタートが切れた」「意欲が沸いた」「コメント機能を楽しく使えた」などの声が上がりました。社長の松田は「一堂に会して行いたいイベントであるが、今年は新たな試みができた。メッセージを伝えたり、一体感を出したりする試みは成功した」と振り返りました。様々な制約はあるものの、社内での実験を繰り返しながら、自社らしいスタイルを築いていきたいものです。
サンロフト社員より
毎月の全体ミーティングのオンライン配信を担当していましたが、視聴者が発表を聞くスタイルだったため、今回は参加者がよりつながりを感じられるようなしくみに挑戦しました。オンライン開催は入念な準備が成功の要になりますが、今回無事にできたのは、テスト中から温かく見守ってくれたり、当日にコメント機能を楽しんでくれたりする仲間たちがいたこと、社内の優しい空気感があってこそだと思います。
広報・マーケティング部 芦川 桃香