2023年に注目! 7つのITキーワード
2023年1月20日
笑門来福通信の新春恒例企画「7つのITキーワード」。今年も、サンロフトの社長の松田と常務の中村が、2023年に注目したいキーワードをピックアップしました。
1 |
Web3 |
Web3は「分散型インターネット」とも呼ばれ、Web1.0、Web.2.0に続く大きなテクノロジーの変革として期待されています。Web2.0までのGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のような巨大IT企業がユーザーを囲い込む動きに対し、誰もが様々なコミュニティに参加できる分散型エコシステムを目指しています。 |
2 |
メタバース |
Web3のコミュニティの場として、バーチャル空間が活用されています。見た目はゲームのような世界ですが、あらゆる活動ができるようリアルに再現。特にコロナ禍でネットのコミュニケーションが活発になったことで、ショッピングモールや展示会を再現したり、芸術や文化的な体験ができたりするメタバースも広がっています。 |
3 |
NFT |
デジタルアートが数十億円で取り引きされたニュースで話題になったNFT(非代替性トークン)。簡単にコピーや改ざんがされやすいデジタルファイルを、暗号化技術を取り入れたデータ(トークン)と紐付けて所有権や資産価値を証明しています。これにより、Web上のコミュニティで資産をやりとりできるようになりました。 |
4 |
ブロックチェーン
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Web3の考え方やNFTの基盤がブロックチェーンです。ビットコインなど投機の印象が強いですが、ブロックチェーン技術が生み出す「分散型電子台帳」の本質の考えが、コミュニティに参加したり、プロジェクトを運営したり、クラウドファンディングで資金を集めたりなど、お互いに価値を高め合う活動に広がっています。 |
5 |
業務の中での
AI活用 |
チャットボットの問い合わせ対応だけでなく、物流や製造分野でもAIの活用が広がり、人材不足解消や業務効率化につながっています。人間がやっていることを完全に置き換えることはできませんが、24時間働いてくれるAIを業務のサポート役として取り入れてみましょう。 |
6 |
ノーコード・
ローコード |
プログラミング言語のスキルがなくてもアプリ開発ができるサービスが増えてきました。業務に役立つ機能も充実していて、それらを組み合わせることで時間をかけずに自社の課題を解決できます。属人化の作業を見直すきっかけになったり、業務を理解する社内教育として活かせたりします。 |
7 |
やらないことを決める
データ活用 |
社内外の動きがデジタル化されるとデータが集まりビジネスに活かせる材料になります。BIツールを使えば分析結果を可視化できますが、様々なことが見えてくるとやりたいことが散在することがあります。データを活用することで、会社やチームが設定した目標をKPIに落とし込み、やらないことから決めて成果を上げましょう。 |
サンロフト社員より
常務取締役
中村 雄
昨年に引き続きメタバース・NFTを取り上げました。弊社では昨年創立30周年事業でメタバースに挑戦。残念ながらイベントを中断することとなり、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。引き続き探求を続けたいと思います。NFTの可能性にも注目です。例えば、弊社では社内日報SNS「nanoty」で社員同士が感謝のコメントとともに「サンクスコイン」を贈り合ったり、同僚が内省した報告から間接的に経験知を得たりしています。今後は、そうした人の思いや情熱、信念といったお金に換えられない価値をNFTで可視化することもできるかもしれません。今年はコミュニケーションにも大きな変化が訪れる1年になりそうです。
2021年に注目! 7つのITキーワード